「原発事故にともなう放射能性物質汚染対処法案」についてのわが党の態度//22日、陸前高田前市長・中里長門氏の葬儀に日本共産党を代表して参列。
本日、衆院本会議において、「原発事故にともなう放射能性物質汚染対処法」が、日本共産党以外の各党の賛成で可決された。わが党は、この法案が審議された環境委員会に議席をもたないため、見解を明らかにする機会がなかったので、記者会見を行なって、党議員団の態度=同法案への反対理由を、次のコメントという形で明らかにした。
1、本法案は、除染処理の対象地域を限定し、国基準(年間線量20ミリシーベルト)以上の汚染レベルの高いものに限って国が直接処理するというものにすぎず、それ以外は地方自治体・地域住民まかせとされている。
これでは、放射能汚染にさらされている福島県民をはじめすべての国民の苦難と不安にこたえることはできない。
2、国基準以下の汚染レベルの低い廃棄物を一般廃棄物とみなし、地方自治体に処理させようとしている。国基準以下だからといって一般廃棄物として処理することは、地域住民の健康や生活環境への不安をいっそう拡大し、到底容認できない。
3、負担と責任をはっきりさせるべきだ。原発事故をおこし放射能物質を放出して環境汚染をひきおこした東京電力にすべての汚染処理費用を全額賠償させるべきだ。
国は、国民の命と健康を守るべき責任を明確にし、すべての環境汚染に責任をもって処理することを明確にし、大規模かつ長期的事業として取り組むことをはっきりさせるべきである。
そうした点をあいまいにして、地方自治体と国民に負担を負わせ、責務を課し、国の施策へ役割と協力を求めるなどは、本末転倒である。
陸前高田市の前市長・中里長門氏の葬儀に日本共産党を代表して参列した。
中里氏は、今年2月まで、2期8年にわたって陸前高田市長を務めた日本共産党員である。今年5月に、日本共産党東日本大震災調査団として、訪れた際には、仮設住宅を敷地内に建設するなど、被災地における復旧・再生に元気にが頑張っておられる姿に接したばかりである。残念でならない。
葬儀委員長は、中里長門市長を引き継いだ戸羽太市長が務め、「中里さんを失い、被災という困難の中で相談相手を失い、痛恨の極み」と語り「「中里さんは、温厚・誠実の人。震災後、自分の体調が悪いなかで、私や職員を励ましてくれた。中里さんの精神を心に刻み、市民一丸となって復興にあたりたい」と式辞を述べた。
岩手県内多数の首長が故人を偲び参列した。
| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2011/08/23
コメント
おとといの仙台市議選で共産党が1席回復したのはホッとしています。
昨日は地元の生健会の相談会でした。
先月あたりから、党の活動や社会保障に力を20%も出せずにいます。正直気力を失っています。
大和町議藤巻さんとも相談して少し支部会をセーブする事にしました。
震災が来月で6ヶ月、気持ちの糸が切れてしまったのか?
疲れなのか?正直わかりません。
でも今日の相談会の雑談で、なぜ自分に力が足りないのか?
少しキッカケをつかんだ気がしました。
外へ出て話すということも大事ですね。
3ヶ月ぶりに隣町の党員で、身体しょうがい者のかたと話をしたのですが、今は病院デイサービスではなく、
某大型介護企業のデイサービスに通っているのですが、「今はとても行くのが苦痛だ!」と話していました。
病院のデイサービスを受けていたときは、生健会の相談本を持って1人1人の悩みを聞き、相談にのっていて張り合いがあったそうですが、今は高齢者のデイサービスに通っているので、
相談事が一切無いので気持ちがつらいと話していました。
地元の作業所は、行政がやっているので脳梗塞が悪化したら責任が持てないと、突っぱねられたそうです。
来年介護保険の見直しと共にデイサービスの見直しを行うそうです。
地元の身体しょうがい者の会の会長さんの、ご子息夫妻が役場職員もあってか、「役場が言うんだからこうしたほうがいい!
役場がやってるんだからああいしたほうがいい。」という会長さんらしく、身体しょうがいの党員のかたも、役場の言いなりになるなんて情けないとガックリかたを落としていました。
話は変わって、今月始め私街の精神しょうがい者の会がありました。今月は子育て支援の子どもたちと一緒にお祭でした。
子育て支援といってもダウン症や自閉症を持った、発達しょうがいの子供たちの相談支援を行なっているのです。
夏は子供たちが夏休みなので、行動を共にする機会が多いです。先天性の障害を持った親御さんは、障害を知ったとき悩み、涙したと思います。
でも子育て支援に来ている親御さんは、とても明るくこっちが学ばされました。障害者団体のかたにもメールをすると、「とてもいい勉強をなされましたね。無理をしない程度に精神だけではなく、4障害(発達を含め)に大いに関わってください」というメールが来ました。
これからも生きているうちは精神だけじゃなく、色んな障害を持ったかたがたと話し、交流をして行こうと思います。
先天性の障害と精神のように後天性の障害では、家族の支えも違う事も知りました。
今どこまで自分の力が発揮できるのか?と言えば、20%も出せないと思います。でもゆっくり静養して、必ず80%は出せるようになりたいと思います。
隣町の身体しょうがいを持った、党員のかたがこんな話をしていました。「相談会で緊張感が無くなってきている…。地元生健会が出来たころは、もっと情熱と勉強心があったと…」心にグサリと刺さる言葉でした。
相談会から必ず票になるとは限りません。
もっと原点に戻って、何をしなきゃいけないのか?みんなで考えたいと思います。
障害者基本法も骨組みが無い、形で民自公修正案が、
通過しました。
これから私たちの生活にどんな、事が起こるのか?
全く読めません。
しょうがい者が決めたのではなく、健常者が決めた法律には、
必ず穴があると思っています。
「私たちを抜きに、私たちを決めるな」です。
民主党も最後の砦となった、野田氏が今日首相になると思います。野田氏は前財務大臣、増税になるのか不安でしかたありません。被災地では誰がやっても同じだと嘆いています。
先日私の母が叔母の家に行き、私が共産党員だということを
話したようです。でも意外と叔母は、「昔と違って今の共産党はとても良くなった。」と言っています。
不破さんの頃の与党への攻撃的な口調から、志位さんの国民に語りかける口調は、時代の変化と共に、合っているのだという事がわかりますね。私は昔も今も変わらないと反論しましたが・・・(苦笑い)
穀田さん今復興が大事かもしれません。
でも精神しょうがい者に対するサービスの拡充は、
時代の流れと共に急務です。
これからも応援しています。
お体ご自愛ください。
地元町議藤巻さんが岩手の中里さんの葬儀でばったりお会いして、不思議な縁だと昨日話していました。
投稿者: 佐藤健治 | 2011年08月30日 00:57
いつも多岐に渡るメールありがとうございます。
何はともあれ、仙台市における市会議員選挙での勝利はとても嬉しいことです。全国の仲間を励ましました。おつかれ様でした。
やはり、うちにこもるのではなく、多くの方々と交流、意見交換されることが障害者の置かれている現状(もちろん困難だらけかもしれません、でも暖かいつながりがあるはずです)と社会連帯の熱い想いなどを感じ、新たな意欲と闘志が湧いてくるのではないでしょうか。
野田新政権は、民、自、公の大連立をうかがう政権です。国民の要求に基づいてしっかり対決していきましょう。
陸前高田では、お世話になりましたとお伝え下さい。
投稿者: 恵二 | 2011年08月30日 21:36