こくたが駆く

建交労第13回定期大会で日本共産党を代表してあいさつ。(8月27日)

建交労大会

藤好重泰委員長が、まず組合の総意として東日本大震災被災者へのお悔やみとお見舞を述べた。震災によって、アメリカと大企業の利益を優先する歪んだ日本社会の問題が明らかになった。菅首相が退陣表明したが、新しい政権が原発政策や構造改革という古い政治を復活させれば国民を裏切ることになる」と述べ、「TPP反対、消費税増税反対、原発ゼロへの共同が広がっていることに確信を持とう」そして「公契約法・条例の制定に向けて力を尽くそう」と呼びかけた。

全労連を代表して小田川義和事務局長が来賓あいさつを行なった。

私は、日本共産党を代表して連帯のあいさつを行なった。私はまず、建交労の運動方針に明記された「震災復興・なくせ原発。雇用と生活を守れ!たたかう力は組織の強化と憲法だ」のスローガンに全面的賛意を表明すると切り出した。

 

 

菅政権の退陣、東日本大震災復興の課題原発ゼロへの取り組みも言及した。その上で、次のように強調した。

皆さん方の取り組みの課題特に、公契約法と交通基本法の問題です。働く現場で労働者に正当な賃金を保証すること。「移動の権利」は憲法が示す生存権・幸福追求権に由来し、同時に安全第一の視点を貫き、交通を支える労働者のまともな権利の保障が不可分だという見地に立つかどうかが問われています。

3月11日を境に、多くの国民が日本の経済社会と政治のあり方を真剣に考え直しはじめています。社会的連帯、地域の絆、支えあうことの大切さ、原子力行政とエネルギー政策、大量消費や二四時間型社会などについてです。

ところが、“二大政党”は、現在の危機を口実に、あるいはどさくさにまぎれて、消費税増税や年金・社会保障改悪、TPPや道州制、首切り・雇用破壊、公務員賃金引下げや勤務日・勤務時間の弾力化、さらには日米軍事一体化と米軍基地強化など、「構造改革」路線、反国民的路線を、共同して進めようとしています。

これらと正面から対決して、被災者・国民の怒りと要求を組織し、大きな運動にしていこうではありませんか。

みなさん方がかかげる要求の一つひとつを実現することが、同時に、現在の危機をのりこえて、憲法を生かした国民だれもが安心して暮らせる新しい日本社会への前進につながると確信します。本大会が、みなさんの運動と組織の強化の大きな跳躍台となることを期待して、ごあいさつとします。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/08/28

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