こくたが駆く

八ッ場ダムは、基本高水含めて再検討を、全国の見直し対象ダムの再検証を求める!

101112国土交通委員会

12日、国土交通委員会で、一般質疑が行われました。私は八ッ場ダムの再検証問題で質問しました。

6日に馬淵国交大臣が「中止の方向性という言葉に言及しない」と発言したことの真意を質しました。大臣は、「いっさいの予断なく再検討をおこなうため」と答弁しました。

私は、今回の大臣の表明は、「建設ありき」でも「中止ありき」でもなく、「予断を持たず」再検証するというものと受け止めている。だからこそ、その検証が誰もが納得する形でしっかりやる必要があると指摘しました。

わが党は、八ッ場ダムについて、利水面でも治水面でも不要であり、環境破壊にもつながると中止を求めてきたことを述べた上で、「予断を持たずに再検証」する上で、計画のおおもとになるずさんな計算による”洪水時に流れる最大流量”=「基本高水」の見直しが必要と追及しました。

大臣は「調べれば検討の経緯もあいまいなものであり、利根川水系の基本高水の検証を納得のいくプロセスでおこないたい」と約束しました。

そこで、八ツ場ダムにとどまらず、全国で河川整備基本計画の見直しが必要と提起しました。
全国の主な河川で、将来想定される洪水時に流れる最大流量(基本高水)は、河川法が制定された1964年当時から40年間で、約1・5倍に引き上げられている。全国109の一級河川の内、80水系を分析した結果を報じていることを示して論じました。(基本高水は、ダム建設の根拠の一つです)

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/11/12

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