こくたが駆く

再生可能エネルギー法案、電気料金値上げをさせない修正案を提出する。原子力損害の賠償は被災者への全面賠償が目的であり、東電の救済は許されない!(NHK「日曜討論」報告その2)

日曜討論の後半は、再生可能エネルギー買い取り法案、原子力損害賠償支援機構法案に議論が移った。

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再生可能エネルギー買い取り法案について、私は、「政府提出法案の問題点は、(買い取り費用)を電気料金に上乗せすることだ」と指摘し、日本共産党としてここを変える修正案を提出することを表明した。

  同法案の背景には、その導入を求める国民世論があり、日本共産党は2004年の参議院選挙政策でそのことを提唱していることを紹介した。「原発推進に使われている3,500億円の電源開発促進税を活用すれば電気料金に上乗せせずに再生可能エネルギーを買い取ることが可能である」と強調した。

同時に、「原発からの撤退を明確に政治決断することが大事だ」と述べ、「自公政権、民主党政権の5年間で、原子力対策関係には2兆円、自然エネルギーには6,500億円に抑えられてきた。この転換が必要だ」と最後にまとめた。

 

次に、東電福島第一原発事故の賠償の枠組みを定める法案について議論した。

私は、政府が上限なしで東電を何度でも資金援助する仕組みになっていることを批判し、「東電を救済するもので反対だ」と主張した。
  そして、「東電はもとより、原子力発電メーカー、メガバンク、電気事業連合会にしっかり負担してもらうことが必要だ」と延べ、「国の責任はそういうところにきちんと責任を持たせること。被災者に全面賠償させることの二つだ」と強調し、合わせて、自民党案について、「『国の責任の明確化』と称して、東電の責任を曖昧にし、国民負担の増につながる」と批判した。

討論の最後に、私は「脱原発の発言をしておいて、その発言は個人的見解だという。これでは総理の資格がない。同時に自民党も原発推進で変わりはない。政治を変えることが重要だ」と語った。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/07/25

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