開会前に激励宣伝 井上哲士・参議院議員と 成宮・原・吉田、の各候補

集会最後は団結ガンバロー

御池通りで、デモを激励

京都市役所前にて激励

　第８０回メーデーにご参集の皆さん、おはようございます。ご紹介いただいたこくた恵二です。私は日本共産党を代表して、 心から連帯のあいさつをおくります。

１、今年は「年越し派遣村」で年が明け、社会的連帯と闘いで幕をあけました。“派遣切り”など、 大企業の横暴勝手な雇用破壊は社会問題になりました。
　労働者は、全労連、京都総評の奮闘とあいまって、新しく多くの組合を結成し、隊列を強固にし、反撃を開始しています。
　私どもは、この闘いを我がこととして闘い、大企業に対して、「雇用を守る社会的責任を果たせ」 「内部留保の一部を取り崩して雇用を守り賃金を上げよ」と要求するものです。

２、いよいよ労働者派遣法を抜本的に改正するときです。 １９９９年の派遣原則自由の改悪が今日の状況をつくりだす要因となったことは明らかです。この改悪に反対したのは日本共産党だけでしたが、 今では抜本改正が、世論の多数になり、野党の多くが一致するところまで追い込んで来ました。政治の責任を果たせと声を大にして叫びましょう。
　８時間労働を要求したメーデーの闘いの歴史に学び、「人間らしく働けるルール」「ルールある経済社会」 の日本を実現しようではありませんか。

３、急激な景気の落ち込みは、日本経済に深刻な打撃を与えています。更なる大量の失業と倒産を発生させ、国民に不安を広げています。 政府の補正予算は、暮らしと営業に役立ちません。入り口は「一時的バラマキ」と大企業優遇のオンパレードです。 社会保障切り捨て路線は維持したままです。そして大盤振る舞いのツケ、出口は、消費税大増税です。
　この悪政をストップさせましょう。労働者、中小企業、農林水産漁業者の命と暮らしを直接守る緊急対策、高齢者、障害者、 社会的弱者の社会保障制度を充実させましょう。政治の大本、中身を変えねばなりません。

４、その基礎に、日本国憲法をすえることが求められています。侵略戦争の反省の上に、戦争放棄を気高く掲げた９条、 国民の生存権を高らかにうたいあげた２５条。日本社会の進むべき方向を示す車の両輪です。
　憲法を蹂躙し、日本を戦争する国にすべく自衛隊の海外での武力行使の拡大と恒久的派兵法を狙って「海賊対処」 派兵法が衆院で採決が強行されました。断じて許せません。憲法を暮らしと平和に生かす政治をこの京都からつくって行こうではありませんか。

５、オバマ米国大統領は、「核兵器を使用した唯一の核兵器保有国」としての「道義的責任」を述べ「核兵器のない世界」 を世界に訴えました。日本共産党は、核兵器廃絶を皆さんと共に訴え続けてきた政党として心から歓迎するものです。
　ノーモア広島、ノーモア長崎、ノーモア被爆者のスローガンのもと、 地球上から核兵器をなくす世論と運動をこのメーデーの総意として起こそうではありませんか。

６、九月までには、総選挙が行われます。来年は京都府知事選挙の年でもあります。「政治を国民の手に取り戻しましょう」。 「国民が主人公」の新しい日本、京都への第一歩を踏み出そうではありませんか。日本の夜明けは京都から！第８０回メーデー万歳！