62年目の憲法記念日―――昨日、京都・円山音楽堂で憲法集会
今日は、日本国憲法が施行されて62年目の記念日です。東京をはじめ、全国各地で、 日本国憲法を守り・生かそうという集会がおこなわれたことと思います。
京都では、昨日 「憲法9条京都の会」が、 京都市東山区の円山音楽堂で「今、 9条が輝くとき 生かそう憲法守ろう9条 5・2憲法集会in京都」を開き、 4600人以上が参加し、 立錐の余地がないほどの大盛況でした。
写真左は集会がはじまる直前に、円山音楽堂へ向かう参加者にむかって街頭宣伝をしているところ。 1区から6区まで、 京都の小選挙区予定候補者(2区原としふみ、3区石村和子、4区吉田幸一、5区吉田さゆみ、6区浜田よしゆきの各候補) が勢ぞろいして日本国憲法を守る決意を訴え。井上哲士・参議院議員、成宮まり子参院予定候補・京都国政委員長もご一緒でした。
写真右を見ていただければ、どれほど会場がいっぱいだったか、おわかりになるかと。
作家の瀬戸内寂聴さんによる記念講演と、ノーベル物理学賞の益川敏英さんによるスピーチが聞けるというのですから、さもありなん、
良い席を確保しようと3時間以上前から待っていた方もおられたとか。
「いのち」と題して記念講演した作家の瀬戸内寂聴さんは、物心がついたときから「非常時」と聞かされ、「正しい戦争」 と信じ込まされてきた少女時代の思いでや、中国に渡って、日本人が中国人を虐げていた北京での戦争体験などに触れ 「戦争はどんなに美辞麗句をつけても、すべて人殺しです」「釈迦(しゃか)の教えは殺すなかれ、殺させるなかれ」と述べるとともに 「戦争は牢屋に入っても反対を貫こうと思う。生きている限り戦争に反対しなくてはならない。」と呼びかけました。
益川氏は、黒人差別が強かったアメリカで、黒人の大統領が誕生したことに触れ、「これが50年、100年の歴史の流れです。 社会は進歩している」と語り「200年もすれば、地球上から戦争はなくなる」と、戦争のない未来への展望を語りました。 そして最後は 「 (戦争反対に)理屈をつけたいが、(時間も無くなったので)ただ僕は戦争がきらいなだけです」と締めくくると、 大きな拍手がわきおこりました。
集会が始まる直前に、井上哲士さん、成宮まり子さんと連れ立って、楽屋を訪問して、瀬戸内さん、益川さんにご挨拶をして来ました。
大学で物理を専攻していた私の秘書さんは、偉大な先生を前にしてあまりの緊張と興奮で、写真を撮りそこねてしまったとのこと。残念!
| コメント (7) | トラックバック (0) | Update: 2009/05/03
コメント
昨年に引き続き、本年も京都の日本共産党の憲法記念日の街宣活動を聴けて良かったです。ぜひ京都一区で伊吹文明氏を破って、風穴を開けてください。毎年お忙しいところ、握手を求めたり、恐縮です。益川氏の講演よりも、街宣活動の方々とご挨拶をするほうが緊張しました。
投稿者: 「H」 | 2009年05月03日 20:47
何時もながらお疲れ様です。
宮城でも、
仙台国際センターで
「5.3憲法を活かす宮城県民集会」
があり、参加してまいりました。
5分ほど居眠りしてしまう“落ち”付きですが。†
その後デモ行進もあり参加したのですが、
やたらと凱旋車が多くてうるさかったです。
( ̄○ ̄;)
ただ、いつも
「アメリカ押し付け憲法」って語る方々が、
「赤旗憲法粉砕!」って叫ぶ、子どもでも分かる論理矛盾さがウケました。
o(`▽´)o
投稿者: 遠藤好浩 | 2009年05月04日 00:12
「H」さん、5・2京都集会前の宣伝激励ほんとうにありがとうございます。
おかげさまで、小選挙区京都1区から6区までの予定候補者が揃ってごあいさつできました。
今後ともよろしくお願いたします。
投稿者: 恵二 | 2009年05月04日 21:34
遠藤好浩さん、宮城でもお疲れ様でした。京都集会では、瀬戸内寂聴さん、益川敏英さんという稀代のお二人のそろい踏みとあって、盛り上がりましたよ。
日本の誇り、世界の宝日本国憲法を守り、生かしていきましょう。
投稿者: 恵二 | 2009年05月04日 21:41
穀田さん連日お疲れ様です。赤旗記事をみて、このお二人のお話を生で聞けるとは、さぞかし盛り上がったことだと思いました。広島も昨日は、恒例の20回目を数える「憲法集会」が開催され、憲法9条守れの闘いをさらに強める決意を新たにしたところです。憲法ミュージカルも16回目を数え、小学生から高齢者までの元気一杯の歌と踊りにパワーをもらいました。記念講演はノンフィクションライターの島本慈子(やすこ)さん、初めてお話を聞く方でしたが、小泉政権の当初から構造改革・規制緩和路線を批判してきた目で日本の現状を厳しく分析し、構造改革・規制緩和の愚を憲法9条で繰り返させてはならない、だからそうさせないためにも主権者である我々はしゃんとせんとあかん、こういうお話でしたがとても説得力のある内容でした。ところで穀田さん朝生テレビ出演の場合は、事前に休息をとってから出演されているのですか?そうでなければとても朝まで持てないように思うのですが。仮に私が出たとしたら体のリズムがおかしくなってしまうと思います。大きな闘いが迫っていますので、くれぐれもご自愛ください。
投稿者: 前原正一 | 2009年05月05日 00:17
穀田さん連日お疲れ様です。赤旗記事をみて、このお二人のお話を生で聞けるとは、さぞかし盛り上がったことだと思いました。広島も昨日は、恒例の20回目を数える「憲法集会」が開催され、憲法9条守れの闘いをさらに強める決意を新たにしたところです。憲法ミュージカルも16回目を数え、小学生から高齢者までの元気一杯の歌と踊りにパワーをもらいました。記念講演はノンフィクションライターの島本慈子(やすこ)さん、初めてお話を聞く方でしたが、小泉政権の当初から構造改革・規制緩和路線を批判してきた目で日本の現状を厳しく分析し、構造改革・規制緩和の愚を憲法9条で繰り返させてはならない、だからそうさせないためにも主権者である我々はしゃんとせんとあかん、こういうお話でしたがとても説得力のある内容でした。ところで穀田さん朝生テレビ出演の場合は、事前に休息をとってから出演されているのですか?そうでなければとても朝まで持てないように思うのですが。仮に私が出たとしたら体のリズムがおかしくなってしまうと思います。大きな闘いが迫っていますので、ご自愛ください。
投稿者: 前原正一 | 2009年05月05日 00:26
前原さん、多彩な活動をお聞きできて感謝しております。京都の「円山野外音楽堂がギッシリ満員」というのは、久方ぶりかと思います。入場出来ずにお帰り願った方々もいらっしゃるのでは?
島本さんは、私も注目している書き手の一人です。「ルポ 解雇」や「住宅喪失」「ルポ 戦争と労働」など参考にさせていただいてます。
さてお尋ねの、”朝生”と休息の件ですが、金曜日の夜中ということもあり、衆議院は午後に本会議や何やらでいつも連続して駆け込んでいるのが実態です。
それにしても、正月も先月も、番組終了後に活動が待っているというのも”候補者冥利”に尽きるの一語です!
投稿者: 恵二 | 2009年05月07日 00:19