こくたが駆く

どうなる後半国会の攻防-NHK日曜討論に出演(前編)

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  本日、朝9時からNHKの日曜討論に出演し、景気悪化に新型インフルエンザと国民に不安感が広がる中「補正予算は?解散は?攻防・ 後半国会」 をテーマに、 各党の国対委員長と議論をしました。

  私以外の出席者は、大島理森 (自民党)、山岡賢次(民主党)、漆原良夫(公明党)、日森文尋(社民党)、糸川正晃 (国民新党) 、 の各氏。

  番組は冒頭、昨日に国内での初の感染者が確認された新型インフルエンザの問題について議論がはじまり、自民党・大島氏が 「水際対策を徹底的にやる」と述べ、民主党・山岡氏は「水際対策には限界がある。情報公開と医療体制、 国民が自分の体は自分で守るということを認識することだ」と述べました。 
 私は「長期的な構えが必要だ。具体的には第一に、検疫体制が弱くなっている。 検疫官はピーク時から10人も人員が削減されているがこれを強化する。
 二つ目に、保健所の統廃合で、東京では97年には17ヵ所あった保健所が現在は7ヵ所に減っていて、広域化し迅速対応できなくなっている。
 三つ目に地域医療の疲弊という問題がある。地域医療の体制も非常に厳しくなっているので、これを機会にあらためる。
 最後に、国民には負担なし(で医療を受けられる)ということを明らかにして、不安をとりのぞく」ことが大事だと述べました。

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   続いて、補正予算の審議の議論に入りました。自民党・・大島氏が「早く対策を打たなくてはいけない、期待も大きい」 「13日には衆議院を通過させていただきたい」と述べ、民主党・山岡氏は「中身はともかく、何日やったら採決ありきではできない」 と応じました。

  私は「早さが問題じゃない、国民の暮らし・営業に役立つのかが問題だ」とのべて、雇用対策で 「派遣切りをやっている大企業に雇用の社会的責任を果せとしっかり言う必要がある」と、政府の対応を批判。また補正予算の内容について 「一回こっきりのバラまきで、13兆9千億円を公共事業など中心にバラまいて、出口は消費税の増税で庶民にツケを回す」 「社会保障の抑制路線を相変わらず続ける。これではまともな経済対策とは言えない」と批判しました。

  その後、予算案の具体的中身について、民主党・山岡氏が「15兆もバラまいてあとは野となれ予算だ。次の政権はやってられない」と批判し、これに公明党の漆原氏が「雇用対策はどうする、中小企業対策も必要だ、生活不安もある、そういう対処しなくちゃいけない問題に対処する予算だ」「将来の成長戦略としてエコカー・太陽電池と、脱低炭素社会を見据えた予算だ」 と反論しました。
  これをうけて私は「高速自動車道路では1メートル1億円の東京外環道路でゼネコン奉仕型をやる。大企業心の研究開発減税をやる、 さらに今話があった、自動車・電機、これ買える人はイイが買えない人は恩恵がない」と指摘した上で「これらの内容は、 日本経団連が要求した要求項目そのものだ」と批判しました。

<長くなったので、明日続きを書きます>

 

| コメント (0) | トラックバック (1) | Update: 2009/05/10

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