清水寺の森清範・貫主と核廃絶の問題で懇談
一昨日、5月30日に「清水の舞台」で知られる寺院・清水寺
(京都市・東山区)を訪問し、森清範貫主と懇談(写真左)するとともに、寺側の案内で境内を参観しました。
訪問には、成宮まり子・京都国政委員長が同行しました。
清水寺といえば、東北地方を平定した征夷大将軍・坂上田村麻呂が創建したと伝えられ、 全国はもとより全世界から観光客が訪れ京都で最も賑わう世界文化遺産の一つです。
私との関わりでは、田村麻呂公と死闘を演じた東北地方の英雄=アテルイ(阿弖流為)、モレ (母禮)の碑が清水寺の境内にあり、毎年11月頃に、関西の”岩手県人会”の皆さんが中心となって「碑前祭」がおこなわれ、 私も参加しています。
私は懇談の冒頭、4月5日にオバマ大統領がプラハでおこなった演説で、 核兵器廃絶を世界に呼びかけたことをうけて日本共産党としてオバマ大統領宛に書簡を送ったことと、 オバマ大統領から返書が届いたことを報告するとともに「核兵器の無い世界の実現へ、宗教者のみなさまとの協力・共同を広げたい」と、 今回の訪問目的を説明しました。
森清範・貫主は「核兵器を唯一使った当事者のアメリカが変化をしたのがとても画期的だ」と述べるとともに、 清水寺山門において毎月6日と9日におこなわれている『核兵器廃絶と被爆者救援を求める“6・9行動”(京教組女性部などが実施)』が 「来月で1000回になるとお聞きしました、継続の力はすばらしい」「アメリカで起きた変化には、 あの粘り強い女性のみなさんの行動が反映していますね」と語りました。
ちなみに、来月6月6日に”6・9行動”1000回を記念して、
清水寺講堂内の洗心洞で記念レセプションが開催されるとのことでした。
毎月2回(8月は4回、昨日の掲載は毎月2回という計算で間違いでした。)欠かすことなく39年間の継続です。
実施主体の京教組女性部によると「途切れさせてなるものかと執念で続けてきた。最近は退職者の協力もあり参加者も増えている」とのこと。
本当に頭が下がります。
懇談終了後、森清範・貫主のご子息である”森清顕”さんの案内で、
境内を参観。
坂上田村麻呂公一千二百年御遠忌にあたって『御開帳』がおこなわれている開山堂(田村堂・写真左)や、花山法皇一千年御遠忌
「西国三十三観音結縁御開帳」がおこなわれている本堂を訪れ、99年ぶりに一般公開された坂上田村麻呂公と三善高子夫人の坐像二体や、
8年ぶりの公開(次回は25年後)となる御本尊の『十一面千手千眼観音菩薩』などを見学しました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/06/01