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比例定数の削減は民意の削減-ニュース・ステーションのインタビューに答える

090607ニュースステーション

  一昨日の金曜日の夕方、国会内において、朝日放送系「ニュースステーション」から、緊急インタビューを受けた。
  内容は『民主党がマニフェストで衆議院の比例定数80削減をうちだし、 自民党もマニフェストに盛りこむことを検討していることについて』でした。

  私は、比例代表部分が民意を正確に反映する制度であることなど、いろいろと語りましたが、放送では「簡単に言えば、 民意を削るという意味だ」「自民党・民主党の両方がそういう案を出している事に対し、怒りを禁じ得ない」と述べた部分だけが放送されました。

090607ニュースステーション2  この問題については、先月29日に、わが党の志位和夫・ 委員長が記者会見を行い「今の選挙制度のなかで唯一民意を正確に反映しているのが比例部分だ。これを削減するという考えは、 国会には第一党、第二党以外はいらない、つまり、共産党も、公明党も、社民党も国民新党もいらないという立場だ。 これは民主主義破壊の暴論だ」と強調。「一党一派の問題ではない。わが党は反対の論陣をはって、国民運動を起こしていく」 と述べています。
  また、自民・民主双方が定数削減の理由として「政治の側が率先して身を削らなければ増税を持ち出すことはできない」 としていることについて、「この議論は二重に間違っている」と指摘。「『身を削る』というなら、政党助成金をなくすことが先決だ。 国民と国会を結ぶパイプである国会議員の削減は、民意の削減といわなければならない」と述べ、「民意が届かなくなったうえに、 待っているのは消費税の値上げということになれば、国民からすれば踏んだりけったりだ」と批判しています。
  私も、同じ内容の事はすべて語ったのですが、放送は5秒間だけでした。残念。

  番組全体としては、民主党が比例定数80削減を打ち出し、自民党が党内調整がうまくいかず、 実施時期をマニフェストに明記できないでいることを紹介するものでした。

  メインキャスターの古舘伊知郎さんは「多くの国民は今の生活の苦しさなど、 政治になんとかしてほしいことがいっぱいあるのに、出てくるのは世襲制限とか定数削減とか、、、 それより先にすることがあるだろうと思っているのでは?」と、述べていました。 

 ただ、一言意見を述べるとすると、定数削減問題は、国民生活に関係ないどころか、国民生活を破壊する政治をもっと大掛かりにやって、 国民生活を守れという民意・民の声を抹消しようというものであり、おおいに関係があることをみぬかねばなりません。
 生活の苦しさを打開する政治が今ほど求められている時はありません。その声を大きくするためにも民主主義の破壊を許してはならないのです。

 

 


 

 

 

| コメント (6) | トラックバック (0) | Update: 2009/06/07

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コメント

こんばんは。


今度の穀田さんのブログ読んで、選挙制度について納得しまくりです。

だって、比例代表の方がシンプルで解りやすいし、選びやすい。
選挙資金も少なく済ませられるのでは?なんて思いますし。

でも、よく大政党が言うには、
『比例代表選挙は候補者の顔が見えず、政党の都合で好きな候補を上位に出来るので、民意が反映しない。』
ってよく言いますよね?

選挙区選挙で民意が反映してないから政治不信を招いているのに、なんでそんなこと言うのか解りません。

比例代表選挙でも、
『有権者に顔が見える様にする方法』
なんて考えればいくらでも有りそうな気がしますが、大政党はそういうことしたくないんですかね?

ただの不精者デスね。


ちなみに、おいらは毎回共産党の候補と日本共産党に投票してます。
(蛇足でしたね(^。^;))

穀田さんどうも、小西です。
僕の前にコメントした遠藤さんの言う通りで、「比例代表はなんやかんやで(説明めんどくさいのでこうしました、ご理解いただければ幸いです)民意を反映できない」という大政党の言い分には国民を欺き他政党や民意をぶっ潰し、二大政党による独裁政治に持ち込もうとしている大政党の身勝手な狙いが明らかにモロ見えです。冗談じゃありません。
もちろん、国民(特に若い人、といっても僕もまだ高校生ですが)がマスコミの世論操作に翻弄されないで、まともなことを言っている共産党に投票するように頑張らないといけませんね。社会主義はソ連や北朝鮮のように自由が無いと思われがちでしょうが、それは違いますよということを国民の皆さんに言わないといけない気がするのは僕だけでしょうか?
ちなみに、青木雄二さんのことは父が青木さんの本を読んだりしているのをよく見ていたので、名前は小さい頃から知っていました。青木さんが亡くなった時父はショックを受けていました。
今、青木さんが書いた「だまされたらアカン!!」という本は僕のバイブルに変わりつつあります。10年以上も前の本なので(当時橋本政権の時代だったかな?)今とは違う所がかなりありますが勉強になっています。
P.S 日本が社会主義になったらどんな国になりますか?

 遠藤さん、いつもメールありがとうございます。
 民主党は、「衆議院の比例定数を80名削減」を打ち出しています。自民党は「50名の削減」を言い始めました。森喜朗議員は「共産党はいらない」てなことを公然と述べていますよね。(もちろん比例をなくすには公明党の了解を得てからモノ言えとも)
 いわゆる二大政党論に起因することは間違いありません。
 この問題は、民主主義にかかわる重大問題です。遠藤さんのご奮闘もお願いします。

過去に「憲法違反」の判決が出ているのは
「1票の格差3倍以上」

いま、比例選出議員も選挙区選出議員も「同じ1票」を行使するのに、
片や「1/180の代表」、片や「1/300の代表」
死票率を考えたら、
「1/200」:「1/800」で、4倍を超える格差。
(4区の中川議員みたいに3割たらずで当選したら、5倍も軽々超えることになる)

さらに比例を削るのは、「違憲判決」に逆らうものだ!!
「差し止め」しなくちゃならんと思います。

 小西さん、ほんとうに失礼しました。パソコンの使い方が未熟で申し訳ありません。
 「国会には、第一党と第二党だけがあれば良い」という考え方は、極めて危険だと思います。国民の政党に対する支持は多様です。それを人為的に二大政党に押し込めようとするのが選挙制度の改悪です。
 ここに、国民の多様な民意をないがしろにして、おっしゃるように「二大政党による独裁政治」を狙っているといっても過言ではありません。
 幼少の頃から青木雄二ファンなのですね。
 日本が社会主義になったらというご質問ですが。
 一人一人の個性が花開き、真に自由で平等な社会がつくられると確信しています。日本場合は、資本主義が高度に発達していますから、その生産力を生かして豊かな社会を展望できます。
 また平和の精神を体現した9条と、生存権を規定した25条を定めた日本国憲法がありますから、その理想が開花する社会といえるのではないでしょうか。
 もちろん、日本共産党はいますぐ社会主義へ移行できるとは考えてはいません。まず“資本主義の枠内”での民主的改革を実現するために頑張ります。その基本は以下の点です。
 国民の暮らしを守る「ルールある経済社会」をつくる
 アメリカいいなりから、自主自立の日本、平和な日本をつくる

 是非、日本共産党の綱領などを参考にしていただければ幸いです。

 第二迷信さん、お久しぶりです。
 小西さんへの返信メールをようやく書いたと思ったら、入っていました。
 なるほどね。そういう分析と視点もありますね。
 衆議院議員選挙の比例代表部分を削減するという策動の根は、深いものです。国民的な批判の声を如何にして大きしていくかが大事ですよね。

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