こくた恵二 Web Site: フジテレビ系『新・報道２００１』とテレビ朝日系『サンデー・プロジェクト』に生出演

本日、朝７時半から、フジテレビ系「新報道２００１」に、同じく１０時からはテレビ朝日系「サンデー・プロジェクト」に生出演し、今後の政局やサミット・外交等について、各党国会議員と議論をしました。
私以外の出演者は、菅義偉（自民）、高木陽介（公明）、前原誠司（民主・報道２００１のみ）、野田佳彦（民主・サンデー・プロジェクトのみ）、阿部知子（社民）、亀井静香（国民）の各衆議院議員

　新報道2001では、まず始めに、主要８カ国首脳会議（Ｇ８サミット）に出席した麻生太郎首相について、『得意の外交で、支持率回復をねらいましたが・・・』などのナレーションとともに、成果が芳しくなかった事を解説するＶＴＲが流れました。
　私はそれをうけて「外交が得意だ、と言うが、これまで特に外交的な成果を上げていないこれが１つ。そして語るべき中身をもっていないのが２つ目、今回初めてＧ８で核廃絶に向かっていこうと合意したが、この一番大事なときに被爆国である日本の首相がイニシアチブをとったという報道は一つもない。３つ目に、ＮＹタイムズも『（麻生首相は）一番不人気な首脳、狭隘な国粋主義者』とこき下ろされている」と指摘しました。

　つづいて、景気・経済対策では、自民党・菅氏が「ぶれずに景気対策をやってきた。成果が上がっている」と強調、これに対して「雇用はまったく良くなっていない。求人倍率は過去最悪だ。日銀短観でも、大企業は良くなっているが、中小企業は相変わらず大変だと指摘している。そうした現実に目を向けていない」と批判しました。
　
　また、社会保障の問題でも「（１５兆円の補正予算で）バラマキはやったけれども、生活保護の母子加算復活や障害者自立支援法の応益負担廃止など、肝心の社会保障には何も手を打っていない」と、指摘しました。

サンデープロジェクトでは、まず、麻生内閣の支持率が急落している問題について議論がはじまり、私は「単に麻生さんだけじゃなくて、国民は自民党・公明党の政権そのものを見放しているということだ。」と指摘し、求人倍率が過去最低となっていること（報道２００１でも主張したが、あまりにも自民党が景気が良くなったというものだから）や、日銀短観でも大企業は良くなっているが、中小企業は苦しいと指摘し、社会保障も悪くなっている問題を批判しました。

　その後、「政治とカネ」の問題をめぐる議論にうつり、民主党の鳩山由紀夫代表が『故人』や献金した覚えがない人の名前で『個人』献金を届けたことについて、民主党・野田佳彦氏は「自分のお金を政治活動に充てて事実でない記載をした。体裁を良くしたいという思いがあった」と弁明しました。

私は「肝心なのは説明が二転三転しているということだ」と述べて「最初は、個人献金が少なかったからと言い、個人献金が多いことが明らかになると企業団体献金が集まらないからなどと説明する。これは政治家個人の資金管理団体なのだから、企業献金を受け取っちゃならんのですよ」と指摘。
　また、「このお金の出どころ・原資がハッキリしていない」と述べて、何故虚偽の記載をしたのかの理由がハッキリしていないこととあわせて「この２つの事をハッキリさせなきゃいけない」と批判しました。

　また、与党の二人が、鳩山氏の説明責任を追及したことに対しては、西松建設の小沢氏と二階氏、また、オリエント貿易から、ダミーの団体を通じて献金を受け取っていた与謝野・財務相の問題を指摘。「この４人の献金疑惑をあわせて解明すべきだ」と主張し、国会での参考人招致を要求しました。

　これに対し、自民党・菅氏は「必要であれば、政倫審（政治倫理審査会）に（与謝野氏や二階氏を）出す」と述べましたが、私は「政倫審のような密室でやらずに、国会で集中審議をやるべきだ」と主張しました。