こくたが駆く

【4日目】中央卸売市場で宣伝後、兵庫・尼崎入り/上京区・西陣織会館で演説会

こくた恵二、中央卸売市場へ

<この記事は、当日に下書きを書いておいた記事を、選挙終了後の8月30日午後8時以降に公開したものです>

 本日の早朝宣伝は京都市下京区の中央卸売市場で練り歩き宣伝。鮮魚・塩干・青果・野菜の業者のみなさんに「消費税増税に反対する日本共産党・こくた恵二です」と訴えました。

  業者の方々から、口々に「消費税増税なんてかなん!食料品の非課税をしてもらわなんだら大変や」の声が寄せられました。 また「朝のこの時間で閑散とした状況やで、いかに小売がへたっているかわかるやろ」さらに取り消し線が何本も引かれた電話帳を見せて「ワシの電話帳見てみ、この線ひいたるんが、お得意さんで廃業したところや」と市場の困難な実情も語られました。

090821尼崎

  中央市場回りの後は兵庫8区・尼崎市の、JR立花駅とJR尼崎駅で街頭演説会。庄本えつ子・兵庫8区候補とご一緒に訴えました。

 立花駅では、買い物客を含め立ち止まって聞く人が150人ぐらい。演説が終わると、がんばれー、と大きな掛け声など勢いがありました。

 移動途中、京都駅の新幹線ホームに上がったところで、2人の子供を連れた女性が、「あ、こくたさんや。頑張ってください」と声をかけていただきました。ありがとうございました。

090821上京区 夜は、上京区・西陣織会館と、下京区の七条小学校で個人演説会。
 西陣織会館での演説会には、西陣織工業組合の山崎副理事長や、洋装部会長の松田さんをはじめ、10人以上の組合幹部が参加していただきました。

 演説会では、私の大先輩である元・京都市会議員の若宮修さんから、「日本共産党・こくた恵二と西陣」という、演説がありました。日本共産党と、伝統産業・西陣織の関係について、戦前の歴史からひもといた圧巻の演説でした。
 せっかくなので、以下、全文を紹介したいと思います。

 ご紹介いただきました私、若宮修です。私は、これから、日本共産党と西陣。こくた恵二と西陣というお話しをいたします。今日の演説会に、西陣織工業組合の幹部、役員の方々も参加していただき、本当にありがとうございます。

 さて、戦前の「暗黒時代」に西陣織物労働者だった日本共産党創立者の一人、国領五一郎さんは「反戦・平和・働く者の解放」をかかげて治安維持法違反として逮捕され投獄されました。国領五一郎さんは、その獄中から友人に送った手紙に「われわれは人類の歴史始まって以来かってなかった真実に千載一遇の面白い、意義ある時代に生まれ合わせている」と確信ある未来展望を書きましたが、千載一遇の面白い、意義ある時代が約七〇年を経過して現実のものになりつつあるというのが、いまの日本と西陣をめぐる情勢ではないでしょうか。

 七月二十三日付の京都新聞に「解散当日の二十一日、京都一区の共産前職・こくた恵二の事務所開きに、自民を支援してきた西陣織工業組合副理事長の山崎清一郎が顔を見せていた。こくたと手を握り「貸し渋り対策で助けてくれた」と持ち上げた。六月の党機関紙『赤旗』に憲法と平和をテーマにした元自民党幹事長の野中広務のインタービューが掲載された。政党と支持基盤の構造はいま、地殻変動をおこそうとしている」と書いてありました。

 その後、西陣織工業組合の重鎮の一人であった元専務理事の沖口さんが、しんぶん「赤旗」に登場し、日本共産党こくた恵二を推薦していただきました。沖口さんは、「構造改革の下で西陣は危機にひんしている。構造改革の一番の批判者が日本共産党だった」と語っておられますが、沖口さんを良く知る私にとって隔世の感を感じるものです。うれしいです。さらにその支持は日々にひろがりつつあり、京都新聞が書いているように「地殻変動」が始まっています。

 さて、その理由はなんでしょうか?。

 第一に、自公政権の伝統産業に対する無策と愚策に対する怒りです。外国では民族衣装を守るために、政府が責任をもって、後継者の育成や生産工程の資材などを確保し、支援しています。日本では後継者育成は人まかせ。生産工程の資材がなくなっても知らん顔。その上、西陣織の海外生産・逆輸入にたいして規制をかけることもしない。民族の文化を守る視点がない。だから、世界でも有名な西陣織りに対して、策もなく、多くの西陣織業者は、こんな政治に全く愛想をつかしはじめたには当然ではないでしょうか。しかも、最近、消費税税率アップの競いあいが自民・民主の「二大政党」間でくり広げられていることは、業者にとっても労働者にとっても許せないものではないでしょうか。

 第二は、西陣でこくたさんへの期待が高まっているのは、こくたさんの京都へのこだわりは人一倍だからです。特に西陣、友禅など京都の伝統産業と文化、まちづくりへの情熱は誰にもまけません。その奮闘は国会議事録に沢山残されています。

 「西陣織の海外生産・逆輸入問題」では、帯の輸入実態を明らかにさせ、輸入規制と原産国表示を要求し、一ダース・二ダースと数えていた帯を一本二本と数えるなど表示制度の改善を実現しました。それが海外生産・逆輸入の規制の第一歩になりました。また、西陣ネクタイ織への銀行の貸し渋りを追及し、新たな融資の拡大に貢献し、去年、十月十八日、「京・ベストタイ・ドレッサー」に認定されました。

 三月七日、日本共産党は、京都経済人を招いて交流・懇談会をひらきました。日本共産党の志位和夫委員長とこくた恵二国会対策委員長が出席し、二五〇名の中小企業経営者や業者団体役員、銀行幹部、行政の経済部局担当者、農業団体担当者などが参加されました。西陣織工業組合の渡辺理事長からメッセージが届きました。

 志位委員長は、講演・懇談会に先立って西陣織工業組合の渡辺理事長と懇談しました。渡辺理事長が「虚業から実業へ」と筆で書かれたことを紹介し、志位委員長は「ものづくりを忘れ、虚業に走ることがどれほど危険かはアメリカを見ればわかります。地に足をつけた事業で頑張る中小企業を応援する、ものづくりを大切にする政治をつくるために頑張る」と、しめくくり、大きな拍手を受けました。この集会は西陣業界をはじめ、各地で大きな反響を与えました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/08/21

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kokuta-keiji.jp/mt/mt-tb.cgi/1415

コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。すぐに表示されないからといって何回も投稿せずにしばらくお待ちくださいますようよろしくお願いします。)