こくたが駆く

台風9号の被害の状況を調査-兵庫県・宍粟市および佐用町に入る

090907宍粟市  8月9日の夜に発生し、徳島県、岡山県、兵庫県、長野県、 埼玉県など西日本から東日本の広い範囲で住居への浸水など各地で浸水被害をもたらし、 特に兵庫県では20名の死亡者と2人の行方不明者を出すなど、深刻な被害をもたらした台風9号。 被災直後には日本共産党として対策本部を設置し、災害発生直後に山下よしき・ 参議院議員を現地に派遣するなど対応しましたが、本日、私も現地入りし、宍粟市と佐用町の被害の状況を調査・ 聞き取りしました。

 写真右は、宍粟市の田路勝市長と懇談しているところ。
 宍粟市からは、岡田初雄市会議長が同席しました。
 日本共産党からは、堀内照文氏と金田峰生氏 と、新町みちよ、星原さちよ両兵庫県議会議員と地元宍粟市の日本共産党議員団の山根昇、 岡前治生、山下由美の三氏が同席しました。


 宍粟市は、さいわいに人命に関わる被害は出なかったが、家屋などの浸水被害は約1000件で、 経済被害は現時点で69億円を見込んでいるとのこと。

 市長からは「激甚災害の指定をできるだけ早く。そして旧町単位といわずに、被害のあった全市を対象に救済して欲しい」 との要望が寄せられました。

090807揖保川   移動中に撮影、揖保川沿いを走行していると、至る所でこのような決壊ヵ所を見つけることができます。 被害の大きさに驚かされました。
090907中州   揖保川と引原川の合流地点で、地元・自治会の皆さまから説明をうけているところ。
 地図を確認しているのは、堀内照文・ 兵庫国政委員長と、衆議院選挙でお世話になった金田峰生さん。
090807南光町   今回の被害の一因になった山林の倒木。間伐がなされずに倒れやすくなっていることや、 5年前の台風23号の時の倒木が、ちゃんと処理されずに放置されていたことが被害を拡大したのではないかと見られています。
 災害に強い地域作りにむけ、林業の再生も重要な課題だと痛切に感じました。
090807佐用町2   死者不明者20人という最大の被害を出した佐用町。写真は特に被害の大きかった久崎地区。
 5年前の台風での床上浸水の被害にあったとの事でしたが、今回は堤防の決壊による激流の直撃を受けてしまいました。
090807佐用町   佐用町の日本共産党町会議員団(鍋島裕文・団長)の皆さんと、山田兼三・元南光町長に同行していただき、 丹念な説明を受けました。
 (佐用町は5年前に南光町をはじめ佐用郡4町が合併して発足しました)
090807佐用町仮設住宅   明るい話題もあります。一昨日から、 仮設住宅への入居が始まりました
 まだまだ不十分な面はありますが、長年の運動の成果によって、 14年前の阪神淡路大震災の頃の仮設住宅に比べると住環境の改善が図られていることがわかりました。(真ん中が、 山田兼三氏です)
 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2009/09/07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kokuta-keiji.jp/mt/mt-tb.cgi/1433

コメント

その節はありがとうございました。
河川改修も5カ年計画で、今測量をしています。
また大きなお力をお貸しください。
私たち佐用町議団5人も頑張ります。
4月25日投票で選挙が始まりますが、定数22人を4人削減のため大変厳しい選挙を戦います。

 笹田さんお久しぶりです。
 大きな力を持つ議員団だからこそ期待は大だと思います。河川の根本的な改修は待ったなしです。
 選挙は、皆さん頑張ってください。
                     こくた恵二拝

コメントを投稿

(コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になります。承認されるまではコメントは表示されません。すぐに表示されないからといって何回も投稿せずにしばらくお待ちくださいますようよろしくお願いします。)