生活保護の老齢加算・母子加算をセットで復活させよう
13日の午後、京都市中京区の京都アスニーにおいて、『老齢加算・母子加算の廃止は違憲!- 京都生存権裁判・4周年のつどい」が開催され、私も参加しました。
最初に4人の原告から挨拶があり、それを受けて、国会議員からの報告と決意がありました。
招待を受けた近畿出身の国会議員で参加したのは、民主党の山井和則議員と日本共産党の私でした。
挨拶に立った私は、まずこの裁判に立ち上がった原告の皆さんと支援者の皆さんに敬意を述べると共に、つい先日・9月8日にも、 国会で『生存権裁判を支援する全国連絡会』と『全国生活と健康をまもる会連合会(全生連)』より、 生活保護の母子加算と老齢加算の復活を緊急に実現するよう要望を受けて懇談したことも紹介しました。
さらに、この裁判について「1つ目に、老齢加算と母子加算をセットで復活させることが大事だ。 日本共産党は2つセットで復活させるようマニフェストに掲げている」「2つ目に、今すぐただちに復活させるべきということだ。 加算の廃止は大臣告示で決まった。われわれが野党だった時代には廃止法案を成立させるしかなかったが、 母子加算の復活をマニフェストに掲げる民主党が政権を取った以上、新しい政権の厚生労働大臣はただちに復活の告示を出すべきだ」「3つめに、 毎年2200億円の社会保障費抑制してきた路線から決別すべきといういこと」「4つめに、憲法25条=生存権の思想を、 たたかいの根本に据えるということだ」という、日本共産党としての考え方を明らかにしました。
さらに、新しく誕生する民主党を中心とする政権に「私たちが『ようやってくれた』 と言える仕事をさせるためには『もっとしっかりしろ』という、世論と運動の後押しがあってこそ実現できる。共にがんばろう」と、 挨拶を締めくくりました。
民主党の山井衆議院議員は、「あくまでも、党の方針ではなく、自分個人の考え方だ」と慎重に念を押した上で 「母子加算についてはマニフェストに掲げたとおり、実行する。新しい厚生労働大臣に実行を迫る」「老齢加算については、 民主党のマニフェストには掲げられていないが、自分としてはセットで復活させるよう、働きかけたい」「裁判の結果が出るときには、 政権が変わっている。今までの自民党・公明党政権時代とは対応が変わるのは間違いない」と述べました。
今後の動きに注目をしながら、建設的な野党として「よいことは前に押し進める」立場で働きかけていきたいと思います。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/09/14