核密約調査命令は重要な一歩-「ビートたけしのTVタックル」が放映
昨夜7時より放送された、「ビートたけしのTVタックル/鳩山総理誕生!政局・外交・ 霞が関凄絶バトル!与野党怒涛の3時間スペシャル」みなさん見てくれはりましたか?
前半は小池晃・参議院議員が、後半は私がそれぞれ出演、後半の私以外の出演者は、民主党からは、松原仁衆議院議員、白眞勲、 森ゆうこ両参議院議員。社民党から阿部知子衆議院議員。 自民党から世耕弘成、田村耕太郎両参議院議員。公明党から、松あきら参議院議員。 みんなの党から、浅尾慶一郎衆議院議員。という面々。
今回は鳩山・民主党内閣が発足をして「新しい鳩山内閣の実力は?」「岡田・外務大臣が命令した核密約調査をどうみるか?」 かたや歴史的惨敗を喫した自民党に「総裁選挙はどうなるか?自民党再生の道はあるのか」 といったことが議論になりました。
番組冒頭、新しく就任したそれぞれの大臣が発言した内容について話題になり、死刑廃止議連にも参加している千葉景子・法務大臣の
「死刑執行については慎重に判断する」という発言に、ジャーナリストの山際澄夫氏が「死刑を執行するとは発言しなかった!大問題だ!」
と声を荒げて(阿川佐和子さんからもたしなめられていましたが)批判しはじめました。
これに対して私は、声を落ち着けて「法務大臣は『死刑執行の任』はあるけれども『死刑執行するか執行しないか?』は、
その時々の判断があり、執行しなかった大臣も過去にはいる。声を荒げて言うほどの話じゃない」と批判し、さらに
「初閣議で決まった十数項目にわたる新しい考え方など、大きな前提の話をしないで、枝葉の話をしてたら何のための番組かと言われますよ?
ネエ大竹さん」と、話をふりました。これには大竹まことさんから「そのとおり、これだけ落ち着いた話を出来るひとが、何で(コップの)
水こぼしたんでしょう?」 (実は番組の収録前に、コップに手を引っ掛け、お茶を全部こぼしてしまったのです)と応じたので、
議論が枝葉の方向にいかずにすみました。
その後、日米の核密約問題で岡田外務大臣が『核密約については大臣命令で明らかにする』と述べた点について、 核密約の原文も示しながら(写真右)「非常に重要なことだと、高く評価している」と指摘しました。(収録で、ここは随分全体の議論が弾み、 「密約が明らかになったらどうするのか」との問いになりました。「当然真の意味で『非核』の国へと前進する必要がある。鳩山氏自身が、 『核兵器を日本に持ち込ませないようにオバマ大統領にOKさせるまだ頑張る』と発言したではないか」との述べたのですが、放映されましたか? )
また、亀井・金融担当大臣の『中小企業向けと住宅ローンの3年間返済猶予』発言をめぐって、自民党などから「そんなことをすれば、 銀行はこれからお金を貸さなくなる」と、その実現性に批判が相次ぎました。これについて私は、たしかに、 制度設計の問題点はこれから出てくるとはいえ「この間やられてきた、貸し渋り・貸しはがしというのはとてつもない規模でやられてきた。 そのことへの反省無しに、居丈高に言う、そこ(自民党の態度)に国民は怒っている」と、指摘をしました。
毎回書いてますが、2時間半収録で約1時間の放送です。今回の収録では11回ほど発言したわけですが、 放送では都合4ヵ所しか使ってもらえませんでした。今回は、核密約問題での密約の証拠資料を示しての発言がちゃんと放送されたので、 その点は良かったと思います。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/09/22