第20回「高瀬川舟まつり」で高瀬舟に「乗船」
<昨日の続き>
昨日午後は、中京区木屋町二条の高瀬川”一之舟入り”で、第20回「高瀬川舟まつり」が行われ、私も原田完・
京都府会議員とご一緒に見学をしました。(写真右)
高瀬川とは、1611年に豪商・角倉了以が、
内陸にある京都へ大量の物資を輸送する交通手段として江戸幕府の許可のもとに3年間かけて開削した運河です。
鴨川が水源で、二条木屋町からスタートして、七条通、九条通をくぐり、
伏見区の陶化橋付近で鴨川を横断して竹田から伏見港まで全長約11.1 キロメートル。
浅瀬のため、舟底が平らな運搬船=高瀬舟(写真)で、 米、酒、木炭、木綿その他生活必需品などが運びこまれたそうです。
川沿いを、曳子(舟曳き人夫)が高瀬舟を人力で曳いて歩く様子を描いた絵が、日本史の教科書にも載っていたのではないでしょうか?
大正時代に、運河としては使われなくなり、暗渠にしてしまう計画もありましたが地元住民の反対運動により守られて、
今では桜の名所ともなって有名な観光スポットになっています。
毎年、9月23日に、高瀬川保勝会のみなさんが主催し、高瀬川舟まつりとして、
1年に一度高瀬舟に乗れるイベントを開催しているとのことで、今回初めて参加させて頂き、高瀬舟にもあがらせて頂きました。
復元された高瀬舟が、木屋町二条に設置されてますが、老朽化もしますし新しい舟に取り替えるのにものすごくお金がかかるとのこと。
大事な観光資源として行政が支援することも必要ではないかと思いました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/09/24