「JR不採用問題の解決に向けた11・26集会」であいさつ
26日夜、国鉄分割・民営化の際、 国労と全動労の組合員ら1047人がJRに不採用・解雇された事件の早期解決を求める集会が都内で開催されました。集会は、 解雇された当事者と支援者の4者4団体の主催です。
北海道から鹿児島まで当事者と家族365人をはじめ支援の人々ら600人の参加でした。
国鉄の分割・民営化から23年。不採用となった1047名の国鉄労働者と家族のみななさんにとって、 あまりにも長く厳しい生活が強いられてきました。今こそ政治決断の時です。
集会には、自民党をのぞく各党代表が出席。私は、日本共産党を代表して連帯の挨拶を述べ、 ともにたたかいをすすめる決意を表明しました。(あいさつの大要は《続きを読む》欄に)
各党から激励のあいさつが行われました。民主党は、筆頭副幹事長高嶋良充参議院議員。公明党は、弘友和夫JR問題対応委員会座長・ 参議院議員。社民党は、副党首・又市征治参議院議員。国民新党は、幹事長・自見庄三郎参議院議員でした。
日本共産党国対委員長の穀田恵二です。日本共産党を代表して、連帯のあいさつをのべます。
国鉄の分割・民営化から23年、誰がこの事態をつくったのか?明確にすべきです。 自民党政治がつくったことをはっきりさせる必要があります。
みなさん、先の総選挙を通じて新しい政権が誕生しました。国鉄の分割・民営化をすすめてきた政権が退場しました。
ことし2月16日のJR不採用問題の解決めざす集会で、自民党以外の全政党代表が出席し、「人権問題として、人道的立場から解決を」
との共通認識にたち、政党の役割を発揮していくことで一致しました。この集会には、当時の民主党・鳩山幹事長も出席し、「人権・
人道問題として解決を」の立場を表明しました。その鳩山氏が、いまは首相になっていることからしても、新政権として、
問題の政治的解決に向けて積極的な対応を講じるべきではないでしょうか。「政治が決断すればできる」ことです。
今大切なことは、まず第一に、国民的世論を喚起すること、政党として約束を果たせと迫ることではないでしょうか。
日本共産党は、みなさんと連帯して、国民世論をいっそう広げ、1047名の当事者と家族の願いが早期に実現されるよう、
いっそう奮闘することを決意してあいさつといたします。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/11/27