「沖縄県民の『普天間基地廃止』の意思を無視するな!」―スーパーモーニングに生出演
本日、午前10時半頃から、テレビ朝日系番組「スーパーモーニング」に生出演し、各党の出席者と「鳩山内閣の初”予算編成”」
についての評価と、「米軍普天間基地問題」の二つのテーマで、各党の出席者と討論をしました。
私以外の出演者は、与党から、民主党の大塚耕平参議院議員(内閣府副大臣)、細野豪志衆議院議員。社民党の阿部知子衆議院議員、
国民新党の下地幹郎衆議院議員。 野党が、自民党の石破茂衆議院議員、公明党の高木陽介衆議院議員、
みんなの党の渡辺喜美衆議院議員の面々でした。
まずはじめに、鳩山政権初となる予算編成への評価が議論になり、
各出席者から採点を求められました。大塚耕平内閣府副大臣が自己評価を”70点”として『合格ライン』だと述べ、
自画自賛しました。
私は、”45点”の評価を示して「高校の授業料無償化や、生活保護の母子加復活など、一定の前進はある」としつつ、
後期高齢者医療制度廃止の問題や障害者自立支援法の自己負担軽減など「国民に約束した”要”の問題で先送りが目立つ」
「なんといっても財源が問題だ。埋蔵金頼みでは来年度の展望が見えない。
さらに予算を組み替えれば21兆円が生まれると言っていたがなかったということだ。反省の言葉が一言も無いのは異常だ」と批判しました。
渡辺喜美・みんなの党代表からの「成長戦略が無い」との批判に、民主・大塚氏が「成長戦略と言っても、
今はつかれて血を流している人に対して応急手当をするのが今回の予算」と述べました。
それを受けて、私は「元気になっていない最大のポイントは何か?この10年間で働く人の給料は280兆円から253兆円に、
27兆円も減る一方で、資本金10億円以上の会社は10年間で内部留保が200兆円から400兆円と倍増している。
この問題に手をつけなければ財政出動をいくらしても解決しない」と述べて、経済政策の転換を求めました。
番組後半は米軍普天間基地問題でした。
民主党・小沢一郎幹事長が”(同基地移設先として)下地島を検討すべきだ”との認識を示したことが議論になりました。
私は「屋良さんが(琉球政府の)主席の時代に、日本政府との約束で下地島を軍事目的に使わないと言う覚書がある」と述べ、
1971年に日本政府と琉球政府が交わした覚書によって、下地島空港の軍事利用が阻止されてきた経過を紹介するとともに、「(出席者の)
議論を聞いていると、沖縄県民の意思がどうなっているのかの議論が抜けていることが最大の問題だ」と批判しました。
その点に関して、番組司会の鳥越俊太郎氏が「2006年5月の日米合意というのは、『条約』 ではなくて『合意』なんだから、日米お互いに政権が変わったんだから見直し出来るのではないか?」と指摘、さらに 「米海兵隊の総司令官が米議会で『普天間基地について、完全な能力を備えた代替施設を沖縄に確保するのは困難・・・ グアムはじめ他のアジア地域での訓練地確保には関心を持っている』と述べている。海兵隊自身がグアムで良いと言っている」 と紹介していました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/12/30