こくたが駆く

与野党国会対策委員長会談、今国会のあるべき姿を主張

 昨日・7日、与野党国会対策委員長会談が開催されました。RIMG0197
 私は、今月18日に招集される通常国会に関わり「新内閣発足後、初めての本格予算審議となる。政府・与党は予算編成の基本的考え、 どういう国会にするのかについて大枠を明示すべきだ」と主張しました。(写真は、 国対委員長会談後のメディアの記者の取材を受けているところ)
 

通常国会にのぞむ日本共産党の立場について、
(1)内政問題では「構造改革」路線から脱却し、国民の暮らしを救うために、あらゆる手だてを打つ
(2)安保改定50年の節目にあたり、「日米軍事同盟絶対」の路線から脱却し、沖縄・米軍普天間基地問題もその角度で考える
(3)鳩山由紀夫首相や小沢一郎民主党幹事長の問題をはじめとする「政治とカネ」の問題を明らかにする

 ―という三つの立場で臨むと表明しました。

 民主党の山岡賢次国対委員長は「施政方針演説などで明らかにしたい」などと述べました。

RIMG0200   同日開催の衆院議院運営委員会理事会では、民主党・ 平野博文官房長官が通常国会を18日に召集するという内閣の方針を伝えました。会期は6月16日までの150日間。
 衆院議運委理事会は、内閣の召集方針を受け、18日に2009年度第2次補正予算案についての財務相の財政演説を、 19日の本会議で代表質問を行うことを決めました。

 また、今回の与野党国対委員長会談では、山岡氏から与党3党が合意した「国会法改定などの『国会改革』案の骨子」が示されました。
 今回の『国会改革案』は、その「やり方」と「内容」のどちらを見ても、国会が求める本当の改革とは程遠いものです。

 「やり方」の点では、与党だけでまとめた案をもとに「議会制度協議会に諮りたい」(山岡氏)と述べたことです。
 同協議会は、議長の諮問機関であり、議会制度の改革を全会派で協議する場です。 これまでは基本的に与野党でコンセンサスの得られた課題から実現を図ってきました。同協議会で今まで、提案したことのない「与党案」 をもとにした協議という強引なやり方は許せません。

 「内容」上の点では、「官僚の答弁を禁止する」として、国民の意見や閣僚の説明は法案審議とは別の「意見聴取会」で”聞き置く” だけにするなど、現行の国会審議の仕組みを根本的に変えてしまい、国会の行政監視機能を大きく低下させてしまうところです。
また、内閣法制局長官の答弁を封じ、憲法9条の「解釈改憲」を『国会主導』で進める狙いも見え隠れします。

 強権的な国家づくりにつながる、国会『改革』案は断じて許せません。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2010/01/08

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コメント

いよいよ国会ですね。
予算や国会法やその他いろいろな問題で共産党らしい対応をすることを願うばかりです。
外国人参政権もしかりで自分自身は必ずしも反対ではないのですが慎重な議論が求められているのではないでしょうか?反対論も根強いですし在特会あたりが暴動起こしてテロでも引き起こしたらなんて要らぬ心配もしています。


穀田さんのことですから京都で在特会が何をやったかはご存知でしょうからいいませんが彼等はネットを通じて呼び掛けているようなので黙って見過ごせません。福岡でも近くデモを起こすそうです。近所ですからちら見してみようかとも思っています。

今からが共産党の出番ですよ!期待しています。

 永住外国人の参政権の問題は、日本の民主主義の成熟の問題としてとらえることが必要と思います。
 自民党などが、狭い「ナショナリズム高揚」の観点=排外主義的思想から反対を唱えるのは問題です。
 最高裁の判決も、地方の参政権について、憲法が「その地方公共団体の住民が、これを直接選挙する」との条項から、「妨げてはいない」と判断したわけです。
 勿論おっしゃる通り住民の理解こそ強めねばなりません。そのための努力をみんなでしたいと思います。

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