大和・富士・前進企業組合の創立60周年記念式典
下京区にあります「企業組合センターしんまち」は、京都市内にある10の企業組合によって構成された共同組合事務所で、
約340の中小企業が参加しています。
その中の大和企業組合・富士企業組合・前進企業組合の三つの組合が創立60周年を迎え、本日その記念式典がありました。
そもそも企業組合とは、1949年に制定された中小企業等協同組合法の中にある組合制度の一つで、 中小企業が資本と労働力を持ち寄り、個々の事業所では解決できない悩みを、相互扶助と共同の力・ 仲間との団結による組織の力で乗り越えることを目標にした組織です。
景気の状況が大変厳しいもとで、中小企業は今、本当に苦しい立場に立たされています。私は、日本共産党を代表してご挨拶しました。 (《続きを読むにその概要を掲載)
写真右、向かって左から3人目が、大和企業組合の理事長である大嶋喜好さん。
向かって左から二人目は、西陣織工業組合の渡邉隆夫・理事長。大和企業組合も参加する中小企業団体中央会の会長でもあります。
山中渡・京都市会議員、西脇いく子・京都府会議員もご一緒に記念撮影。
なんと大嶋さん、3日前の西陣織工業組合の新年総会で、2009年度の『京・ベスト・タイ・ドレッサー賞 (私も2008年度に頂きました)』を受賞されました。おめでとうございます。
60周年おめでとうございます。「組合の力、団結の力」が、今日の皆さんの発展をつくったと存じます。(次に大嶋さんの”ベスト・
タイ・ドレッサー賞の受賞のお祝いの言葉を述べました。
日本の中小・零細企業は今本当に大変です。
世界に目を転じますと、EUでは、”中小企業憲章”制定、中小企業を大切にした政治の下『中小企業は各国経済の背骨』との位置づけがされ、
おおいに発展しています。
中小・零細企業の事業所が減じているのは、日本だけです。中小・零細企業を大切にしない政治を変えなければなりません。
日本では、トヨタなどは下請け企業に3割の単価切り下げを強要しています。このような横暴をストップさせることが必要です。
この10年間を取ってみると、雇用者報酬は280兆円から253兆円へと減じています。同時期に、企業の内部留保は200兆円から、
400兆円に倍加しています。そのうち半分は資本金十億円以上の大企業です。この大企業に社会的責任を果たしてもらう、
社会還元を求めることこそ大事ではないでしょうか。
さて、今年は企業組合60周年であると同時に、企業組合=共同を推進した生みの親、蜷川虎三京都府知事誕生60周年でもあります。
この年こそ、門ゆうすけさんで、中小・零細企業が大切にされる京都府政をつくりましょう。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/01/09