航空安全問題で参考人質疑
高知空港での全日空ボンバルディア機胴体着陸事故などを踏まえ、衆院国土交通委員会で、
航空安全問題の参考人および政府に対する質疑が行わた。
以前から不具合が相次いでいたボンバルディア機に県民が大きな不安を抱いている。 高知県知事や県議会、南国市議会が、
「代替機材の導入を含む万全な指導監督」を求めていることを紹介し、対応を質すと、国土交通省は、「不具合部分を改善したので安全」
との認識をしめした。
これに対し、参考人の杉浦一樹氏(航空アナリスト)は、「県民に納得してもらうのは難しい。(代替機導入など)
踏み込んだ対応しないと理解されない」と意見を述べた。 氏は、ボ社の事故への対応について真剣さに欠けていると指摘し、
「より安全に飛ばす努力」と、乗客は「自分の命を担保にして安全性を高めていく」というやり方に納得できない気持ちがあると陳述した。
私の「規制緩和と安全の問題について」の質問に、それは時間が一時間くらいないと話し、私ももっともですね応じる場面もあった。
エアニッポン、エアーセントラル、エアニッポンネットワーク、エアネクストの4乗員組合は、 ボ社飛行機の不具合の改善を06年の春闘以来一貫して要求してきたことを述べたうえで、整備についても言及していることを紹介。 「ジェット機の場合は1フライトごとに整備士が行なう「飛行間点検」が実施されているが、航空当局がボ社の同形機は安全性が高いとして、 行なわないことを承認。その結果15ヵ所の飛行場のうち、整備士が常駐しているのは5ヵ所に限られ、 点検は始発前と最終便後のみとなっており、安全にとって改善の必要あるのではないか」と訴えている。 このような現場の声を聞かずして安全はないと思う。
私は締めくくりに「事故が起った日に質問した。国土交通委員会理事会でボンバルディア社の参考人出席を要求したが、 いよいよ来ていただき直接おうかがいしたい」と述べた。
| コメント (0) | トラックバック (2) | Update: 2007/03/28