こくたが駆く

審議は不十分・採決合意を批判-NHK日曜討論

100301NHK2 昨日の夜11時、津波の影響で生放送から収録に切り替わった「日曜討論」が放送されました。
 与野党国会委員長と、今後の国会審議について議論。私以外の出演者は、山岡賢次(民主党)、川崎二郎(自民党)、漆原良夫(公明党)、照屋寛徳(社民党)、下地幹郎(国民新党)、山内康一(みんなの党)、司会はいつものNHK解説委員・島田敏男さんでした。

 最初に、長崎の知事選挙で与党・民主党が推した候補者が敗北した問題と、自民党が提出した衆議院議長・議運委員長の不信任案について反対の態度表明を行ったことについて問われ「(長崎で与党候補が敗北したのは)国民が政治を変えて欲しいという願い、これに応えられていない」「単なる戦術問題ではない。私たちは、民主党の国会運営に不満を持っている、やはり審議が尽くされていない。・・・・と同時に、自民党のボイコット戦術についても、それはおかしいと直接批判もした。審議ボイコットから復帰するためのセレモニーとして(不信任案提出を)やった、そういう立場には与しない」と、日本共産党の立場について表明しました。

 また、民主・自民・公明の3党が、3月2日に衆院で来年度予算案の採決を行うと合意した問題については審議は極めて不十分だ」と指摘。削減された社会保障を元に戻す問題や、大企業に社会的責任を果たさせる課題などで、しっかりした審議が必要だと指摘、さらに、3党で話しあって押し付けるのは「議会制民主主義の根幹にかかわる問題だ」と、批判をしました。

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 続いて、小沢一郎・民主党幹事長と、鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」の問題について、民主党・山岡賢次氏が「国民生活に関係ない。本来司法でやること」などと発言した事について、私は「国民生活に大きな関係がある。・・・(小沢氏の疑惑は)笠井議員が明らかにしたが、胆沢ダムの受注企業から3000万円の企業献金がある」「公共事業に使われた税金が政治家に還流していた疑惑があるという問題を提起している」と述べるとともに「解明は国会の役割であり、政治的道義的責任をはっきりさせる必要がある」と、野党の証人喚問要求などをことごとく拒否した与党の対応を批判しました。

 自民党が、予算組み換え道義を出すと表明した件について、与党から「予算の通過直前に出すのはいかがか」と批判があり、私は「共産党は早めに組み換え道義を提案し、党首会談もおこなって建設的な提案をしている」と述べました。これには、民主党・山岡氏は「共産党からは提言をもらった。総理に会って言ってくださいと取り付いだ。良いものはやっていこうという姿勢で臨む」と応じました。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/03/01

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