伝統的工芸品公募展表彰式、伝統的工芸品産業功労者褒章表彰式に出席
第34回全国伝統的工芸品コンククール表彰式、 伝統的工芸品産業功労者褒章表彰式が都内で行われました。
主催者を代表してあいさつした財団法人伝統的工芸品産業振興協会の渡邉隆夫会長は、 「世界には『額に汗して、モノをつくっていくら』という実業の世界と、もう一つ金儲けだけの虚業の世界」がある。伝統産業は“実業” の世界の中心。モノづくりの日本を代表する産業。これの発展こそ日本の進むべき道」と訴えました。
内閣総理大臣賞は、 輪島塗オードブル重「夕映え」という作品でした。作者の津田哲司さんは、 石川県輪島塗伝統工芸士会の会長でもあります。 経済産業大臣賞(山中漆器)、経済産業省製造産業局長賞(九谷焼)も石川県で、いわば三賞を独占した形でした。
謝辞に立った津田さんは 「石川県の伝統産業の水準の高さを示すことができた」 と誇らしげでした。
伝統的工芸品産業功労者褒章受賞者は、京都の、 「西陣織」「京友禅」「京縫」「京焼・清水焼」「京仏具」「京仏壇」が、兵庫は「播州そろばん」が表彰されました。
各受賞者の皆さんに心からお祝い申し上げます。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/03/04