こくたが駆く

永住外国人の地方参政権について激論-「ビートたけしのTVタックル」

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 2月20日に収録をした 「ビートたけしのTVタックル」が、一昨日の3月1日放送されました。みなさん見ていただけましたやろか?

 私以外の出演者は、司会進行がいつもの通り、ビートたけしさん、阿川佐和子さん、大竹まことさん、参政権に反対の立場から、 長島昭久(民主党)、高市早苗(自民党)、山際澄夫(ジャーナリスト)三宅久之(政治評論家)、参政権に賛成の立場から、小川敏夫(民主党) 、金慶珠(東海大学准教授)、張景子(東アジア評論家)の各氏でした。

 収録では 何故外国人の参政権が必要かを「今後の日本社会のあり方からして必要だ。 人権の尊重と拡大という開かれた多文化共生社会をつくろうということだ。永住外国人が地域社会づくりに参画し、責任を分担し、 ともにより良い地域社会をつくっていくこと」「憲法の規定する地方自治の精神に則って」とその意義を述べたのですが・・・

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  オンエアーを見ると、その一番言いたかった部分がカットされていたのでガッカリ。

  番組の冒頭に、ビートたけしさんがオウム真理教の住民登録問題(1990年に、熊本県阿蘇郡小国町波多野村でおきた、 オウム信者の住民登録を不受理にした事件)を持ち出し「大挙してきて村が乗っとられそうになったわけだけど」と述べたのを受けて、私は 「ああいう荒唐無稽で、しかも住民に被害を与えるやり方がいいのかという、住民運動が起こる。住民自治という力があるのが日本の良さ」 と答えておきました。
が、真面目に暮らす永住外国人と反社会的集団のオーム真理教を同列に論じるのはやはりいかがなものかと思います。

100303タックル5  その後も、三宅久之氏が張景子さんにむかって 「あなたは中国共産党が何かあった時の残置諜者として日本に置いてるんじゃないの?」と暴言を吐いたので 「それはスパイって意味ですよ。そういうことを普通の人に対して!帰化した人はみんなスパイ?」と追及したり、 VTR出演の稲田朋美議員が「小さな地方公共団体であればあるほど乗っ取りやすい」などと述べたことに対して 「対馬には3万人しかいないから乗っ取られるというが、あそこには韓国を含めて外国人は50人以下。籍を移すだけじゃダメで、 生活が成り立って、実際に 営業をしているという厳しく管理される」と反論する場面は放送されました。
 が、全体として、みんなが同時に喋るものだからザワザワとした雰囲気で、まともな討論になっていなかったのが残念です。

 とりわけ「民主主義」「人権の拡大」「多文化共生社会」という大事なキーワードがカットされて、 外国人差別感情をむき出しにした論者が大声で討論をさえぎる場面ばかりをクローズアップするやり方は、 見ていてあまり気分の良いものではありませんでした。

 また、永住外国人に地方参政権を付与する措置を講ずることは憲法上禁止されていない旨を判示したこと。 その措置を講ずるか否かは国の立法政策に関わることだとして、 国会にその判断をゆだねている点の趣旨の発言が削られているのは二重三重にがっかりです。

 この番組の最大の弱点は、「タックル」 と称して、言い争いを主に編集することです。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2010/03/03

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コメント

しっかり見ました。はっきりいってあまりにも無秩序にみんな話していたので訳がわからなくなりました。

それにしても最後にあの山際さんが「日本に忠誠心がない人は日本人になっては困る」と言った時に目が点になってしまいました。実に同じ日本人として恥ずかしくて典型的な島国根性の持ち主としか言えなかったのは自分だけじゃないと思いますが。


とはいうものの穀田さんはこの手の番組ではよく山際さんと一緒に出てますね。あんな人と一緒だと苦労しまくりですね!お察し申し上げます。
まあ、いろんな番組がありますがめげずにタックルに出て下さい。応援してます!

 「ビートたけしのTVタックル」の番組は、地方参政権問題での発言のカットはいやになります。
 そういうものと分かって視てくださいね!
 好きで出演しているわけではないんです。まだ、ましなときもあるものですから、もっと磨いて頑張りたいと思います。

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