こくたが駆く

米軍再編との取り引き、岩国空港「99番目の空港建設」は許されない!

100420箇所付け問題  昨日20日、衆議院国土交通委員会で、公共事業の『カ所付け』問題や、 事業評価等の問題の審議がおこなわれ、私は山口県・米軍岩国基地の軍民共用化の問題を中心にとりあげました。

 民主党は野党時代に「日本に98もの空港は多すぎる」と批判していました。また、国交省の基本方針は、空港の新設について 「離島を除き新設を抑制する」となっています。
 私は「この岩国の空港は、誰がどう見ても99番目の空港建設だ」「新設を抑制するとした方針にも反する」と批判しました。
 この空港建設は、前岩国市長の井原勝介さんも「艦載機移転と愛宕山の米軍住宅化を進めるためのアメである民空再開は中止すべきだ」 と主張しています。
 
 私は「岩国市への空母艦載機移駐は2006年3月の住民投票で9割近くに反対された。民主党も09年総選挙公約で米軍再編は 『見直しの方向で望む』と明記している。飛行場建設は二重に認められない」と指摘しておきました。

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 前原誠司国土交通大臣は「前政権からの流れであり、空港をつくることになる」と述べ、空港を建設する事実を認めました。

 岩国基地の共用化は米軍再編の見返りだからと、通常の空港建設時にとられる「PI(パブリック・インポルブメント)」 等の住民合意形成手続きを行わないなど、異例の手法で進められています。
 少なくとも政府も「新規事業については新しい評価基準できちんと評価すると述べているのだから、(岩国基地の共用化も) きちんと評価したらどうか」と、要求。前原大臣は「岩国基地は・・・新規事業評価を実施して必要性を確認した」 と強弁するのですから驚きです。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/04/21

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