続いて”政治とカネ”をめぐる問題について討論になり、自民党・公明党から政治とカネ問題で、予算委員会での”集中審議”を求める意見が相次いだのにたいし、民主党・山岡氏は「法案が詰まっているさなかに、それをほったらかして議論をするわけにはいかない」と述べ、拒否する考えを示しました。
  私は「ＮＨＫの世論調査で８割の国民が”説明責任が果たされていない”と答えている」「検察審査会で起訴相当という判断が下されている」という２つの「新しい事態がおきている」と指摘。さらに、ゼネコンからのヤミ献金問題をめぐって「公共事業を受けた企業から３０００万円が（献金として）表のカネでわたっている」と、日本共産党が独自の調査で明らかにしたことを述べた上で「政治の有り様としてこれで良いのか？が問われている。新しい事態が起きているもとでしっかり議論するのは当たり前だ」と、山岡氏の対応を厳しく批判しました。

山岡氏は、あくまでも司法の問題とし、さらに、小沢幹事長が「政治倫理審査会」に出席しても良いという考えを示したことについて「公開の場にするかどうかとかがマスコミが騒いでいるが『粛々』と実施する」と述べ、政治倫理審査会をあくまでもミソギの場として実施する考えを示しました。
  私は「（”政治とカネ”の問題は）国会は、政治的・道義的責任を追及し、真相を究明する役割がある。国会で一度も議論されていない。政治倫理審査会は原則非公開だ、ミソギの場にしてはならない」と指摘し、あらためて嘘の供述が出来ない証人喚問を要求しました。

続いて、普天間基地問題について問われ「昨日・５月１５日は沖縄の施政権が日本に復帰した記念日だ」と切り出し、あらためて基地の成り立ちについて考えるべきと述べて「普天間基地は戦争中に接収された土地で、本来ハーグ陸戦条約にもとづいて返さなければならない土地」と指摘し、歴史的経緯からいっても「無条件撤去が必要」であり「沖縄県民を説得するのじゃなく、アメリカに対して堂々とモノを言え、と、そういうことが問われている」と主張しました。

また、国会法「改正」案については「国会活性化と言うが、（”政治とカネ”問題等）当面の論議すべき焦点の問題を拒否しながら『活性化』などと言う資格がない」と指摘。さらに内容について「内閣の権能を強め、一方で国会の調査権限を弱めるのが今回の国会法の中心」と批判をした上で、「議論の場である国会のルールは、いわば相撲の『土俵』。一方的に土俵をせばめたら問題だから、従来は全部の党派が参加して議論を進めてきた、それを（与党案を）一方的に提案してきたから問題だ」と述べて、中味もやり方も両方とも問題だと厳しく批判をしました。