こくたが駆く

「与党は強引な国会運営やめよ」-5野党書記局長・幹事長が議長あっせん申し入れ

<昨日の続き>です。
  日本共産党、自民党、公明党、みんなの党、たちあがれ日本、の5野党が、国会内で書記局長・幹事長会談(各党国会対策委員長同席)を開き、与党による強引な国会運営の対応について協議しました。
  会談後、横路孝弘衆院議長に、与党の態度を改めさせ正常な国会運営に戻すためイニシアチブを発揮するよう申し入れをおこない。日本共産党から市田忠義・書記局長が出席しました。

会談では、13日の会談で「1、衆参予算委員会を早期に開催し、『政治とカネ』『普天間問題』『財政・経済 』の集中審議を求める。」「2、国会法改正については、議会制度協議会で十分な協議のうえで行われるべきであり、与党による提出はすべきでない。」との意見で一致し、これに基づいて、与党3党に申し入れを行いました。
それにもかかわらず、与党がそれを無視し、「国会改革」関連法案を翌14日に提出したことを論議しました。

100519記者会見 各党からは「申し入れに回答をしないだけでなく、『国会改革』関連法案まで提出したのは、公党間の信義にもとる行為」「野党のみならず、国民の意見をも無視するもの」などの厳しい批判が続出しました。

会談後、書記局長・幹事長はそろって横路議長を訪ね、異常な運営を戻すためのリーダーシップ発揮と、与野党書記局長・幹事長会談開催をあっせんするよう求めました。

写真左は、書記局長・幹事長会談の内容について、市田忠義・書記局長が記者会見を開いているところ。<続きを読む>に、記者会見の動画を掲載しておきます。

横路議長は、与野党のコミュニケーションが不足しているとして、「与野党の国会対策委員長会談をまず開いては」と提案。野党はそれを受け入れ与野党国対委員長会談が開かれました。
そこでの議論を通じて、与党側は、①野党が提案している予算委員会集中審議について、予算委員会筆頭理事間の協議、各党代表との話し合いを行う。②「国会法」については、強引な形で押し通すことはしない。議会制度協議会での議論を行ってほしい。③書記局長・幹事長会談は、申し出を伝え、検討したい。との回答を行いました。

これらの回答を踏まえ、ひとまず約束の履行を見守ることを、野党書記局長・幹事長会談で確認しました。あわせて、議長に結果を報告し、回答が速やかに実行されるよう議長としても尽力してほしいと申し入れました。

この日は、野党書記局長・幹事長会談をつごう4回も開催し、事態の打開のために精力的に活動しました。

 

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/05/19

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