まずはじめに、菅政権をどう見るのか？という問題で、この間のV字回復となった民主党の高い支持率について「世に言う『脱小沢』への評価」と述べて、「では、本当にそうなのか？マスコミで『反小沢の急先鋒』などと持ち上げられている枝野幹事長は、今日の野党との会談で小沢氏の『政治とカネ』をめぐる問題での証人喚問の要求に『（小沢問題は）一定のけじめをつけたと考える』と言っているんです」と、実際は小沢氏をかばう先頭に立っていることを明らかにしました。事実が理解されれば、さらに政治を変えたいとの思いに反する政権の方向がわかれば「高い支持率、恐れるに足らず」と指摘しました。

また、菅首相の所信表明演説について「鳩山政権は『政治とカネ』『普天間基地』の問題で退陣した、その問題についての反省がまったくない」「選挙であれだけ主張した『国民の生活が第一』の言葉は一言も出てこない。公約した労働者派遣法の抜本改正の『ろ』も『は』もない、後期高齢者医療制度の言葉も出てこない」と指摘。逆に、ハッキリしているのは『強い経済』『強い財政』『強い社会保障』と言って、ようするにつなぐキーワードは消費税、すなわち消費税を増税する方向性だけはハッキリ打ち出している」「普天間の問題では『日米合意の尊重』と、辺野古への基地押しつけ方針をそのまま踏襲している」と批判しました。

本来なら、渡久地修・沖縄県会議員もお話をした普天間のことや、阪神淡路大震災で震災復興の活動を共に奮闘した合志病院院長の合志先生の話なども演説で触れたので、そのことも書きたいのですが、時間も遅いので今日はここまでで失礼します。