“弘法さん”宣伝で「消費税増税NO!」
今日は6月21日、日照時間が一年でいちばん長くなる『夏至』の日です。が、今日の京都はそんな昼間の長さを実感できない、どんよりと曇った一日でした。
写真左は、京都市南区・東寺さんの五重塔前、毎月21日に恒例の『弘法さん宣伝』で、参拝客の皆さんに訴えをおこなっているところ。
南区選出の井上けんじ、さの春枝両市会議員がご一緒でした。
選挙公示日まで、あと3日です。菅直人首相が民主党マニフェスト発表の記者会見で、消費税について10%引き上げの自民党案を「参考にしたい」と発言し、玄葉光一郎・民主党政調会長がテレビ番組で「(10%は)参考、目安として堂々と主張していく」と述べるなど、消費税の増税問題がにわかに大争点になってきました。
昨日日曜日の、各党代表によるテレビ討論でも中心は消費税の問題でした。
そこではっきりしたことは、10%を最初に打ち出した自民党、それを「参考にしたい」民主党、だけでなく、「社会保障の充実のために消費税を含む税制の抜本改革は必要だ」(公明党・井上義久幹事長)、「将来的な増税は不可避だ」(みんなの党・江田憲司幹事長)など、日本共産党をのぞく全ての党が、消費税の増税は必要だという立場に立っているということです。
日本共産党は、収入の少ない人ほど負担が重くなり、(中小零細業者はこの税金の上乗せ転嫁しにくい)消費税を、大企業減税の穴埋めのために使うなどということは、財政再建にも社会保障にも逆効果であり、絶対に許すことはできないと主張しています。
本日の弘法宣伝でも「『日本の法人税率は高い』との議論があるが、研究開発減税など大企業優遇税制のために法人税率の実質負担は30%、輸出大企業はさらに優遇されていて、あのキヤノンは、実効税率10数%といわれている。社会保険料負担も含めればヨーロッパに比べてまだまだ負担が低い」と指摘「大資産家向けの株の取引の税率もたった10%、大企業・大資産家への減税をもとに戻せば、消費税増税に頼らなくても社会保障にまわす財源は充分にある」と、消費税増税NO!の訴えをおこないました。
この”弘法さん”宣伝が恒例となったのは、89年の消費税導入が契機でした。消費税をなくしていこう。そのための定例宣伝を行おうと、南区の運動団体(民商、建労、新婦人、生健会等々)が取り組んできた歴史あるもの。
まさしくぴったりの宣伝日でした。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/06/21