”朝まで生テレビ”に出演/こくた恵二の政策一言訴えと解説・その3『普天間基地問題』
本日未明、私の出演したテレビ朝日系「朝まで生テレビ」が放送されました。
私以外の出席者は、細野豪志(民主党・衆議院議員)、石原伸晃(自民党・ 衆議院議員)、高木陽介(公明党・衆議院議員)、辻元清美(社民党・衆議院議員)、森田高(国民新党・参議院議員)、浅尾慶一郎 (みんなの党・衆議院議員)、中山恭子(たちあがれ日本・参議院議員)の面々。舛添要一(新党改革・参議院議員)氏は、VTR出演で、 国会に議席をもつ全ての党が出席をしました。
最初に、 各党が今度の選挙戦で一番に訴えたいことを書いて説明するということで、私は端的に『消費税増税 反対!』と書きました。(写真右)
その後、消費税問題、財源問題などなど、 参議院選挙に向けて各党との徹底討論をおこないました。
番組冒頭で紹介がありましたが、
実は今回の放送は前日の夜9時頃から12時半頃まで収録したものを無編集で4時間遅れで放送したものです。
厳密に言えば『生テレビ』にはなってません(選挙本番期間中の『朝まで生テレビ』は選挙活動中の議員への配慮だと思います。
収録を早い目に終わる仕掛けになっています)。
ということで、本番中に受け付ける電話・
FAX等の紹介もありませんでした。
こちらのブログに、視聴された皆さんの感想などお寄せいただければ幸いです。
今度の消費税の言いだしっぺが財界・日本経団連であること。 「法人税を引き下げろ、消費税を上げろ」がセットになっていることを明らかにしました。また「法人税が国際的に比較して日本は高い」 という点は根拠がないと事実を持って示しました。「日本の場合、研究開発減税、外国税額控除などの措置で、実効税率はソニーの場合12%、 経団連会長企業・住友化学は17%(実は、この発言はチョッと間違って16%でした)と指摘しました。
これには、経済評論家の勝間和代さんも、 「減税の特別措置で日本の場合高くはない」と賛意を表明。
番組の最後に、キャスターの長野さんから、 「普天間基地問題の解決方法について」質問がありました。
私だけが、「県民の意思は明確。 無条件撤去を求めてアメリカと交渉すべきだ」と述べました。
こくた恵二の政策一言訴えと解説、第3回は『普天間基地問題』です。
■「移設」論では問題解決せず
普天間基地は、沖縄戦の最中に、米軍が住民の土地を強奪して、飛行場を建設したのがそもそもの始まりです。戦後も、 周辺住民を強制的に排除して基地を拡張しました。占領中とはいえ、「私有財産を没収してはならない」 と定めた国際法に違反する暴挙であり、基地を、無条件に住民に返還するのは当然です。
しかも、普天間の「全面返還」は、一九九五年、沖縄海兵隊員三名による少女暴行事件が起き、県民の抗議と「米軍基地を撤去せよ」 という声の高まりのなかで、当時の橋本龍太郎首相とモンデール駐日大使が言いだしたものです。
それからすでに十四年が経過しているにもかかわらず、普天間の返還は実現していません。それは、自公前政権が、 代替基地を建設しない限り、全面返還はしないというアメリカの横暴に屈し、代替基地建設に血道をあげてきたからです。
最初の案は、名護市沖の海上に撤去可能なヘリ基地を建設するという計画でしたが、一九九七年、名護市での市民投票で過半数の市民が 「ノー」の審判を下し、とん挫しました。
続いて、辺野古沖を埋め立てて「軍民共用」飛行場をつくる計画がすすめられましたが、 県民のねばり強い反対運動で撤回を余儀なくされました。三度目が、 名護市辺野古に二本の滑走路をもつ巨大な最新鋭機基地の建設案でしたが、 島ぐるみのたたかいと今年一月におこなわれた名護市長選挙での新基地建設反対をかかげる市長の誕生で、見直しを余儀なくされました。 この間、日米両政府は新基地建設のための?杭一本?打つことができませんでした。ここには「移設」 論では問題解決ができないことがはっきり示されています。
この間の鳩山政権の迷走・逆走。そして5月28日の県民無視の”日米合意”。鳩山首相の辞任。 菅新首相の日米合意の実行確認などはご承知の通りです。5月31日の、毎日新聞・琉球新報合同世論調査では、「辺野古への移設反対」が84%にのぼっています。鳩山前首相は 「国民が耳を傾けなくなった」と辞任の弁を述べました。事態は逆さまで「県民・国民の声に耳を傾けない」政権ではないでしょうか?
■無条件撤去こそ道理ある解決の道
普天間基地はいま「世界一危険な基地」といわれています。アメリカの安全基準で、土地利用禁止区域(クリアゾーン) とされているところに、公共施設、保育所、病院が十八カ所、住宅約八百戸、約三千六百人が暮らしています。滑走路の直下に、 普天間第二小学校があり、子供たちの遊ぶ校庭の真上を米軍ヘリが毎日飛んでいます。
二〇〇四年八月には、米軍大型輸送ヘリが沖縄国際大学に墜落しました。普天間基地問題とは、宜野湾市民、 沖縄県民を苦しめている重大な危険をどう取り除くのかという問題です。日米安保条約を廃棄すれば基地は撤去されますが、 たとえ安保条約があったとしても、危険きわまりない普天間基地は、即時閉鎖、無条件撤去しなければなりません。この私たちの見地は、いまや県民の世論となっています。同じ世論調査で「無条件撤去」がトップの38%、「国外」36%、 あわせて74%にもなっていることが証明しています。
アメリカと軍事的な条約を結んでいても、フィリピンやエクアドルなどのように米軍基地を平和的に撤去させた国はたくさんあります。 「県内たらいまわし」の移設先探しではなく、「普天間基地の無条件撤去」こそ、この問題を解決する道理ある道です。県民多数の声より、 アメリカの要求を優先するのでは、国民主権の憲法に反し、主権国家とはいえません。
私とこの普天間の問題にかかわって、 今から30年前に選挙支援のために45日間にわたり、宜野湾市で活動しました。その時に基地の爆音も直接聞きましたのでよく知っています。 こんな危険な基地は無条件撤去しかありません!
| コメント (4) | トラックバック (0) | Update: 2010/06/26
コメント
こんばんは。朝生お疲れ様でした。
今回は結構発言されてましたね。1番正論を述べていたと感じました。
ただ穀田さんが発言するたびに隣の辻元さんがしゃしゃり出て話していた時にムッとした顔になった場面がありましたが何かあったんでしょうか?自分的には辻元さんは好感持てません。ちなみに福島さんは嫌いですね。
今日は九州にいたとのことですが熊本と諫早では少し遠くて行けませんでした。福岡には来られるのでしょうか?
応援頑張って下さい。こちらも仁比さん当選に向けて出来るかぎり応援します!
投稿者: 博多の弾丸ファイター | 2010年06月26日 23:53
見ました。
本当に穀田さん、今回は発言が多かったですね。
辻元さんから、「連立組んだらどう?」と言われたとき、
ムッとされたのでしょうか?
日本共産党は社民党のようになりたくありませんしね(~~;
日本共産党は将来、連立政権、民主連合政府を展望しているとしても、
消費税増税・普天間基地・憲法9条といった重大問題で意見が対立している政党と、
残念ながら連立組みできないですからね。
辻元さんの前で「あんたとこ失敗したやないか」と言えませんしね…。
社民党は、
17選挙区で社民党が、民主党候補を支援しているのは、
おかしすぎると思います。
京都で成宮さんが当選できるよう、こちらも頑張ります。
投稿者: 三好浩平 | 2010年06月27日 01:09
博多の弾丸ファイターさん、いつも「朝生」視聴・応援ありがとうございます。
私は、辻元清美さん個人を嫌いなわけではありません。
ただ、政権に入ったことをひけらかし、「野党の時代は反対していれば・・・」という発言が気に入りません。結局そうして村山政権は「消費税増税」を決定していったのです。
そういった反省がないのが、許せない気分なのです。
彼女は、最後の「普天間基地」の質問にも「反対」と言わず「無理です」としか発言しませんでした。社民党の”本音”を見た思いがしました。
県民の「無条件撤去」「国外移設」という願いに正面から向き合っているとは言えないのではないでしょうか?
投稿者: 恵二 | 2010年06月27日 22:57
三好浩平さん、お久しぶりです。お元気ですか?
なかなか京都に帰れないものですからご無沙汰しております。
いつも、夜遅くまで視聴してもらってありがとうございます。
ほんま、擦り寄られてきても「カナン」という気持ちです。
いろんなところで、社民党は”野党顔”をしていますが、おっしゃる通り民主党との選挙協力が行われています。
正直”どっち向いているのか?”と誰も思いますよね。
何はともあれ、京都で勝ち抜きましょう。
投稿者: 恵二 | 2010年07月01日 20:58