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”ビートたけしのTVタックル”の放送-私の発言は半分以上カット。裏のウラを考える!

100720タックル

昨夜放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」に出演しました。みなさん見ていただけましたやろか?

今回のタックルは、900回記念ということで、いつもと趣向を変えて『庶民50人 vs 政治家』と題して、50人の市民の方(写真左下)から意見に、政治家が答えるという進行でした。

ゴム製造業の男性から「大手からコストダウンで占め上げられて苦労している」「毎年5%づつコストダウンを迫られる」「逆に原料の石油は毎年値上がりする」と苦境を告発、私は,トヨタや日産など大企業が在庫を持たず「ジャスト・イン・タイム」で納入させるやりかたや「機械金属の関係は3割減どころじゃない7割減9割減だ。下請け2法を使ってこんなことはアカンと言わせなければならない、それが政治の責任だ」と主張しました。

100720タックル4 また、消費税増税の問題では、他党の議員が増税を前提とした議論を展開する中「私は、みなさんとは意見が違う。税金はお金を持っている負担能力のあるところから取るという哲学がなければならない」と述べて、法人税や所得税が「ずっと下げられつづけてきた」と強調しました。

菅内閣の国会運営の問題では、いつもの時代劇による説明VTRをうけて、菅直人首相が就任後に予算委員会を開かずに参議院選挙に突入したことを「国会で過去20年、予算委員会を開かずに選挙に突入した例は無い」と批判。これには政治評論家の三宅久之氏も「国会中に政権が変わったら予算委員会を開くのが憲政の常道だ」と述べました。

100720タックル3 さて、 一昨日のブログで予告していたので、発言がどのようにカットされたか検証しましょう。

消費税の問題で私の発言に、三宅氏が「共産党はいつも同じことばかり言ってるからダメ」「日本の法人税率は40.6%高すぎる」などと難癖をつけた場面は放送されていました。これに対し、私は大企業は各種の優遇で法人税を安くなっているし、大銀行などは払っていないと言う趣旨の反論したのですがそこはカット。その後に、市民の方が「大企業が法人税払ってないということですが、一番払ってないのは私たち零細、だって赤字だから。法人税安くしてもらっても恩恵ないです」いう発言は放送されていましたが、私の発言をカットすることで脈略がなく不自然になってしまってました。そういう発言をなぜ削るのか?

100720タックル2また、議員定数削減に係わって、評論家の三宅さんでさえ、「比例を削れば、日本共産党など少数政党が議席を獲得できなくなる危険性」を指摘しました。
私が、「比例定数80人削減は反対だ。(総選挙の)現在の得票で、民主は得票率が40%台で68%の議席を占め、 3分の2を得るというとんでもないもの。民意を削ることに他ならない。多様な民意を踏みにじり少数政党をなくすことになり許されない」 と発言。さらに、「”身を削る”というなら、政党助成金をまず削るべきだ」「320億円は、450人の議員に相当する金額だ」と述べた部分、これもカットです。

農業の問題でも発言をしたのですが、これもカット。「ワタミみたいな大企業が大規模に農業すればイイ」とか「いっそ農家は全員国家公務員に」とか、他の出演者の発言はちゃんと放送しておいて、です。

タクシー労働者の苦境を訴えに対して「『(タクシーの規制を)緩和すれば、労働者の賃金も上がる、サービスも良くなる』 とバラ色に描いたが、(我々が指摘したが)事実は逆だった」と述べた部分も、すっかりカットされてました。

半分以上カットされると、さすがに腹が立ちます。

問題は、放映された「VTR」の部分はまったくカットされていないということです。放送局=テレビ朝日側が事前に考えた「VTR」(今回は6シーン)は収録の際も放映され。それに基づいて若干の議論はされます。
放映時間の大きな部分を占める「VTR」については、何ら編集せずにそのまま放映されますから、勢い、討論の部分は縮小される。結果として出演者の発言バランスをも考慮せざるを得ないから、カットが多くなることになっています。

 

| コメント (4) | トラックバック (0) | Update: 2010/07/20

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コメント

お疲れ様でした。何だか忿懣やるせないといった感じですね。お気持ちは痛いほどわかります。自分も見ていて腹が立ちました。しかし、悔やんでも仕方ないことです。
どうでしょうか?「自給率0」と言っていた茶畑の人や「法人税うんぬん」を言っていた町工場の人と直接対話して意見や要望を聞いて見るのもありかなとも思います。テレビカットされても繋がりはありますから有益かと感じました。
つまりはカットを逆手に取って対話をすると言うことです。それによっていい案も出るでしょう。時間を取ってお互いに話をすることがひいては共産党浮上の足がかりになるかも知れません。


いい提案だかどうかはわかりませんが検討する価値はあると思います。
それにしても三宅議員のずっこけを今頃やるとは…。まあ、単なる「バラエティー」と考えれば視聴率至上主義の民放ですから致し方ないとも言えます。しかし、共産党としてはなかなかテレビには出られない中貴重だとも言えますからめげずに大切にして下さい。できればタックルで最後にたけしさんと大竹さんが二人でぼやくところで穀田さんが出るシーンを熱望していますが(笑)。

 博多の弾丸ファイターさん、いつも激励ありがとございます。
 おっしゃる通りです。もちろんです。直ぐに局が教えてくれるわけはないですが、テレビでの発言など出身その他は判らなくても、可能な手を尽くして接触してまいりたいと存じております。
 局の意向を全部ダメとは言いませんが、国民代表としてお呼びした各層の方々に対して失礼と思うからです。
 くだらない三宅議員の転倒とか”時代劇”こそカットすべきです。
 頑張ります。

あくまで、「番組」である、という前提ですね。
(公開討論だ、と思って見ている視聴者も多いんでしょうが)

民放だから、スポンサーに差し障る放送はできない。

「みんなの党」など、討論すればするほどボロが出るから、「番組」でしか登場場面がないのに、 中身を問われず人気になる、
 というのが、悲しいかな、日本の現実なんだと認め、

そういう現実にどう立ち向かうか、を考える必要があると思います。

 第二迷信さん、お久しぶりです。
 少し、カチンと来たものですから、つい本音が出ました。冷静に考えれば、確かに「番組」であり、スポンサーの意思で最初から、三宅雪子議員の転倒と時代劇のVTRを含めた番組と言えないことはないですね。
 さりとて… お知恵を拝借と行きますか?

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