国会開会にあたって恒例の集会に参加・報告//菅首相の所信表明の感想求められる
国会召集日には、二つの団体が集会を開催するのが習わしとなっています。一つは、5・3憲法集会実行委員会(憲法会議、「許すな!憲法改悪・市民連絡会」など8団体で構成)、もう一つは、国民大運動実行委員会(中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会共催)の集会です。
5・3実行委員会は、国会の比例定数削減反対、憲法審査会を始動させるな、沖縄・米軍普天間基地撤去・新基地建設反対を掲げて「憲法を生かそう! 10・1院内集会」を開きました。100人が参加しました。
主催者あいさつした市民連絡会の高田健氏は、民主党新政権下で初めて出された防衛白書や新安保防衛懇報告書の危険な内容を注視しながら、改憲につながる憲法審査会を始動させないよう監視する必要があると指摘。11月の沖縄県知事選で、沖縄県民の声と呼応して本土で大きな運動を起こし、勝利しようと訴えました。
片や、国民運動実行委員会は、「国民要求の実現を求める10・1院内集会」で、雇用・平和を守れとして、労働者派遣法の抜本改正、沖縄・米軍普天間基地の即時無条件撤去を掲げ135人が参加しました。
主催者を代表して、全労連の小松民子副議長は、「政府の日米同盟深化でなく平和を、『構造改革』の推進に反対し要求にもとづく共同の輪を広げ、おおきな運動をおこしましょう」と訴えました。
いずれの集会にも、私が日本共産党を代表して、国会情勢の報告と激励のあいさつを行ないました。
5・3実行委員会集会には、日本共産党から、笠井亮、宮本岳志両衆院議員と田村智子参院議員が参加し連帯のあいさつを行ないました。民主党、社民党、無所属の議員が参加しました。
国民運動実委集会には、日本共産党から、宮本岳志衆院議員、大門実紀史、紙智子、山下芳生、田村智子各参院議員が参加しました。
菅首相の所信表明演説についての感想を、メディアの記者から求められた。
私は、「まず、参院選で示された国民の審判が分かっていない。国民は消費税増税ノー、普天間基地の辺野古移設反対の審判をくだした。ところがこの声をまったく歯牙にもかけないものだった。また、閉塞感は強調するが、その原因と打開のビジョンについても何も語らない、語れず、内容がないと言わざるを得ない。そして最大の課題という補正予算については中身が示されなかった。『有言実行』との威勢の良さは、『法人税減税』と『消費税増税』の実行というくだりだけではなかったか」と述べた。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/10/02