JR不採用問題解決報告レセプション(国労西日本主催)//”私学助成をすすめる会”の要請を受ける。
国鉄分割民営化・JR会社発足時に、国労、 全動労の組合員を中心とした労働者がJRに不採用とされた「不採用事件」が発生してから24年。
何度も報告したように、今年、政府と4者4団体が、 1人平均約2200万円の和解金を支払うこと、今後の雇用のなどで合意。
今日は大阪で、国労西日本本部が主催の 「JR不採用問題解決報告レセプション」が開催され、私も出席しました。
当時の中曽根政権は、国会審議において「一人の職員も路頭に迷わせない」
「所属組合による差別はあってはならない」と言明し、参議院では「違法行為はあってはならない」との付帯決議まで採択されたにもかかわらず、
その後の政府がこれらの約束をまったくほごにしてきた問題です。
今回の和解で、約4半世紀にわたって苦しんでこられた解雇された労働者と家族の願いが、ようやくかなえられることとなったことを、
喜びあいたいと思います。
残された雇用の解決のために頑張りましょう。
京都では、政府が分割民営化が提起したときから「国鉄の分割・ 民営化反対 国鉄京都の会」を結成して闘ってきました。(その時つくった「原稿用紙」を示して激励。)
毎年秋には、「国鉄祭り」を開催。もう20回を数えますが、 そこに参加した名も無き方々も、この闘いを支えてきました。その方々とも喜びを分かち合いたいものです。
夕方は、京都の事務所で”私学助成をすすめる会”の皆さんと懇談。
民主党政権の、いわゆる”高校無償化”で、私立高校についても就学支援金 (11万8,800円、年収250万円未満の世帯は2倍、年収250~350万円の世帯は1.5倍)の制度がはじまりました。今日は、 支援金制度がはじまっても公立との格差は残っている問題や、この間急激に進んだ就職難の問題など、現場の実態をお聞かせいただきました。
今日お聞きして驚いたのは、
ある私立高校では授業料の支払いを負担軽減のために”月毎分割払い”にしているが、
その支払が滞ると生徒に登校停止の処分をしているのだとか。
滞納が学校経営に直撃する私立学校経営の厳しさも分からなくも無いが、
公立であれば校長の判断で授業料免除にできるケースであろうに、、、登校停止などという過酷な処分を受けた生徒さんの心中はいかばかりかと。
もちろん、私立も公立も、 授業料負担はゼロであるべきというのが私たちの立場です。希望する教育をお金の心配なく受けられる社会に向けて、頑張ります。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/10/09