与野党書記局長・幹事長会談で、「証人喚問決断をせよ」と、市田氏主張!
与野党の幹事長・書記局長会談が開催された。小沢一郎元民主党代表の国会招致問題について協議した。
野党側が、岡田克也民主党幹事長に11月2日に開催された幹事長・書記局長会談で、岡田氏が「小沢氏の国会での何らかの説明が必要だ」「何らかの説明とは、政倫審への出席か、証人喚問である」「国会会期中に実現するよう環境整備に努める」との約束は、どうなっているのか、また現時点での対応方針をただした。
岡田氏は「小沢氏本人の判断で政治倫理審査会に出るのが最も良いと考えた。しかし、本人からの前向きな回答がない。さらなる努力が必要と考える」と述べた。
これに対して、市田書記局長は、事実上の「ゼロ回答だ」と批判した上で、菅直人首相も岡田氏も「国民に何らかの説明が必要だ」というが、いったい「何を説明するべきだと考えているのか」「小沢氏本人が応じない可能性は以前から指摘してきた。強制力のある証人喚問を求めてきたではないか」と指摘した。岡田氏は「引き続き努力したい」と繰り返し述べるだけだった。
市田氏は、さらに「幹事長ら執行部が決めたことに”一兵卒”を叫ぶ党員が、従うのは近代政党として当然ではないか」と指摘すると、岡田氏は「共産党のような立派な政党ではない」と発言した。
なお、この会議には、各党の国会対策委員長が同席した。
岡田氏は、衆院で可決した12法案が参院で審議されていない。議論を進めてほしい」「朝鮮半島から日本が持ち出した図書(朝鮮王室儀軌を始めとする文化財)を韓国に返還する(ことを内容とする)、日韓図書協定の国会承認をお願いしたい」と協力要請を行なった。
市田氏は、「日本共産党は、政府が問責決議を重く受け止めるべきだと考える。同時に審議を通じて論戦で政府の立場をただし、政策転換を迫り追い詰めていくのが基本的立場だ、審議拒否はしていない」「日韓図書協定は、日韓強制併合100年にあたる今年に返還できるよう、国会で承認すべきだ」と主張した。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/11/30