ろくろ研究所を訪問//中谷宇吉郎”雪の科学館”を見学
石川県挽物轆轤(ろくろ)技術研究所を訪問し、山中漆器連合協同組合理事長の宮宏之氏から、18行程に及ぶろくろでの成型の過程について説明を受けるとともに、漆器の完成作品も鑑賞させていただきました。
古代の名碗100選の復元品なども展示されており、伝統工芸の資料館でもありました。たくさんの職人さんの技術の連携作業であることがわかりました。しかし、最盛期には450億円あった出荷額が今では4分の1とのこと。現場の声を生かした国の支援の重要性を実感しました。
伝統工芸士の方がろくろをひいての実演を行っていました。木を削る多くの鉋(かんな)も自作が多いとのこと。
加賀市生まれの中谷宇吉郎氏は、世界的な雪の研究者で、その功績を記念した雪の科学館が加賀市に建設されています。
きれいな雪の結晶の展示だけでもすばらしい企画ですが、なぜ雪の結晶ができるのか、目の前で体験できるなど、科学の素晴らしさ、疑問を持つこと、不思議だなと感じること、などがどれほど大切か良くわかりました。
たくさんの子どもたちに、「雪は天から送られた手紙である」という、中谷宇吉郎氏の“雪の科学館”を見学してほしい施設です。
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| Update: 2010/12/20