茂山千之丞さんの”お別れ会” 「冥土へも そろりそろりと 参らばや」に参加
昨年亡くなった大蔵流狂言師、茂山千之丞さんのお別れ会『冥土へも そろりそろりと 参らばや』が京都市左京区の「みやこめっせ」で開かれた。
案内状には、「千之丞さんの遺志を汲み、賑やかに好物だったものを召し上がって頂きながら・・・当日は平服(千之丞さんの大好きだったデニムもしくはピンクの装い)でご参席いただければ千之丞さんも喜ぶと思います。」とあった。
ピンクのシャツとネクタイで揃えたが千之丞さんは喜んでくれたやろうか?
献花の際、「私は共産党なので赤の花を捧げます」と、ご子息でもある友人の茂山あきらさんと。
本家尾張屋のそばに舌鼓をうち、茂山家一門揃っての狂言の謡い。メドレーにした居囃子は、響きも良しや朗々の「室町歌謡組曲」、きっと天国の千之丞さんへも届いたであろう。
和泉流狂言師の野村萬斎さんは「狂言以外の様々な仕事を手がけているが、千之丞さんはパイオニア」と讃えた。
私は、お世話になった茂山千之丞さんに次のような弔電を送った。(写真は、茂山一門の朗々たる謡い)
茂山千之丞さんの突然の訃報に言葉もありません。ご家族の悲しみはいかばかりかと思います。
千之丞さんの多彩な活動は、ただただ敬意を表する以外にはありません。
「狂言役者」といつも任じておられました。「狂言役者―ひねくれ半代記」は、出色の新書で、いまも私の国会の書棚を飾っています。
権力におもねらず、いつも庶民の側にいて、ズバリ主張し、笑い飛ばす姿は惚れ惚れするものでした。
私が、衆院議員候補者になって以来、いついかなる時も激励を受け、ご教示いただいたこと決して忘れません。
私は、堂々と、権力を批判し、国民の側に立つ議員として奮闘する決意を述べて、お別れの言葉にします。
衆議院議員 こくた 恵二
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/02/11