タクシー大幅減車、労働条件改善めざす3・3中央決起集会であいさつ
タクシー適正化・活性化法が2009年に成立し、 各地で多すぎるタクシーを減らす取り組みが進んでいるが、運転者の労働条件の抜本改善には至っていない。
3日、タクシーの大幅減車 賃金底上げと職場権利の確立 労働条件改善をめざす「自交総連3・3中央決起集会」が明治公園で開かれた。飯沼中央闘争委員長(自公総連委員長)が主催者あいさつ、熊谷交運共闘副議長が連帯あいさつを行なった。
私は日本共産党を代表して、連帯の挨拶を行った。
(あいさつの大要は、《続きを読む》欄に)
3・3自交総連総決起集会に参加されたみなさん ごくろうさまです。
日本共産党国会対策委員長、国土交通委員のこくた恵二です。日本共産党を代表し心から連帯のあいさつを送ります。
自交総連のみなさんは、小泉構造改革による規制緩和に反対し、暮らしと雇用、地域経済を守る立場から規制を求める運動をすすめ、2009九年からの「タクシー活性化法」施行でも実質的な参入規制と供給過剰を抑制する一定の成果をあげてきました。もちろん法改正の成果は、働く労働者の賃金や労働条件が良くなったかが判断の基準であり、不十分なことは言うまでもありません。しかしこの取り組みは、粘り強い大きな運動であり、あらためて敬意を表します。今闘いの渦中にあります。
さて、菅民主党政権は、公約と国民を裏切り続けています。年金引き下げ、後期高齢者医療制度廃止はどこ吹く風と社会保障は切り捨てを行っています。法人税減税と証券優遇税制の延長で大企業・大金持ちへ2兆円もバラマキ。そのツケを消費税大増税で国民に押し付けようとする始末です。
アメリカ言いなりの、TPP参加で日本の食料自給率を十三%に下げ、農業と地域経済、国土と環境、雇用と労働を破壊する道に突き進もうとしています。
普天間問題でも「抑止力は方便だった」の鳩山前首相の発言。根拠が崩れても「日米合意」実行で辺野古への移設を企んでいます。公約を百八十度転換し、自民党以上に悪政を行おうとしています。
この政治を変えようではありませんか。働く人々の賃上げと中小企業支援、社会保障の充実で、国民の暮らしを応援の政治に切り替えよう。沖縄県民の総意を基礎に米国と堂々と交渉し無条件撤去を実現しよう。
みなさんは、今日三・三の集会で「大幅減車、賃金底上げと職場権利の確立、労働条件改善をめざす」を掲げています。
日本共産党は、大企業が溜め込んだ二四四兆円の一部を「生きたお金」として使う、国民へ還流させ、社会的責任を果たせと要求し、家計や内需を温め、くらしと経済の危機を打開し、くらし最優先の経済成長の確立を提案しています。また、日本航空のような空の安全も踏みにじる整理解雇を断じて許さず、雇用と権利をまもるために、国会でも取り上げて奮闘しています。
みなさん、要求実現の運動を発展させ、政治を変えていくことがますます大事です。来る東京都知事選挙に、革新都政つくる会の小池晃前参院議員が立ちます。小池氏は「この春、東京を変え、日本を変えよう」とよびかけています。小池都知事を誕生させることは、労働者と都民の要求実現はもとより、国民の暮らしを守り向上させることに連動します。
みなさんの集会と今日の行動が、新たな前進を切り開くことを期待するとともに、日本共産党も全力をつくことをお誓いし、ごあいさつといたします。
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