各党・政府震災対策合同会議開催。日本共産党市田書記局長が震災・原発対策で提起
東日本大震災に関して、政府と与野党が情報を共有し、意見や要望、情報の交換を行うことを目的として「各党・政府震災対策合同会議」の第一回会議が国会内で開催された。
日本共産党を代表して、市田忠義書記局長と私が出席した。政府からは、松本防災担当大臣、玄葉国家戦略担当大臣、藤井内閣官房副長官、細野総理補佐官ら、各党幹事長・書記局長、ならびに担当者が参加した。
日本共産党として、食料、ガソリンや燃料、情報提供をなど現地調査を踏まえた被災地の要望と、福島第一原発事 故に関する要望を書面で提出し、速やかな実行を求めた。
市田書記局長は、まず事故対策のため原子力安全委員会をフル稼働させ、専門家を総結集して対応すること、最悪の事態を想定して対策を講じることを提起した。
(写真は、合同会議の模様)
その上で、福島県南相馬市など地震津波災害と原発事故での二重の非難を強いられている被災地が「今後の体制や生活について、国のほうからは何も示されていない」(南相馬市長)と訴えていることを示し、「遠く離れた郡山市まで物資を取りに来い、などの扱いを受けているのは言語道断であり、直ちに改善すべきだ」と求めた。また、放射線物質の拡散対策のため、民間などの協力を得て、放射線のモニタリング体制を強化することやデーターの速やかな公表、放射線量や被曝の程度に応じた対策を住民に周知すべきと提案。さらに情報収集衛星の撮影した被災地の映像を被災自治体や救援活動へのにあたっている機関、研究者に公開するよう求めた。
被災の問題については、「書面で提案しているので一点に絞って提起したい」として「各自治体の避難住民の受け入れのキャパシティの掌握を。そして、閣議決定した”雇用促進住宅廃止”を撤回し、避難住宅にあてること」を述べた。
私は、「各党の提案を聞くのは当然だが、それをどう実行したのか、できない場合はどこに問題点があるのか等ををキチンと報告することが必要だ」と強調した。
(写真は、合同会議後、記者会見を行う市田書記局長と私)
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/03/16