各党・政府震災対策合同会議、実務者会議開催。「ガソリン流通は、実際に必要としている人に届くまで国が責任持って行うべきである」と主張!
各党・政府震災対策合同会議の第一回実務者会議が国会内で開催された。日本共産党を代表して私と笠井亮政策委員長代理が出席した。本日の中心議題は、被災地への支援物資輸送問題と福島原発対応であった(写真は、実務者会議)。
被災地に燃料などが届いていない問題について、私は「肝心のガソリンが今必要とされる現場に届いていない」と指摘した。これに対して政府側が「東北6県で180カ所を拠点ガソリンスタンドに設定している。その先は県の仕事だ」などと述べた。
これにはあまりに無責任ではないかと、私は「経産省の17日時点の調べで、東北6県で営業しているスタンドは約600あるが、緊急車両のみの対応が約400で、一般ユーザーへの給油を行うスタンドは約180程度しかない。必要としている人の手に入らないという事態が生まれている。末端で実際に必要としている人に届くかどうかが問題であり、それを実行するのが責任ではないか」と語気を強めて主張し、改善を求めた。
さすがに、内閣府の東祥三副大臣は、「政府として現場で必要なものが手に入るようにするのが目標だ」と言明し、責任を持つことを明らかにした。
福島原発事故の対応をめぐっては、私は次のように主張した。
「①放射線モニタリング、水道検査、スクリーニングの体制を強化するなど一連の観測体制を強化すること ②国が責任を持ってモニタリングのカ所を都県で大幅に増やし、一元的に公開すること ③福島原発から20キロ圏外の地域でも自主避難する住民を含めて、受け入れ先を確保し、日常生活の支援体制を整える。受け入れた自治体には国の責任で災害救助法の適用などによって援助すること」の三点を提起した。
政府側は、観測体制は強化すると発言。避難する住民の受け入れ体制と支援についても検討中だと回答した。(写真は、会議後記者会見を行う笠井氏と私)
また、福島県中通り地方の自治体が、「地方選挙延期」を求めている問題では、藤井裕久首相補佐官が「中央ではなく、地元の皆さんの意向で決めることだ」と報告した。
| コメント (6) | トラックバック (0) | Update: 2011/03/19
コメント
お久しぶりです。・・・と、言っても誰や??ですよね。
去年まで、東京に住んでいました。今は右京区在住です。前々回の東京都議選の時、中野区でお会いしました。両親は、衣笠で和裁をやっています。わかりました?
今回の原発事故に関して・・・政府が言わないことが沢山ありそうで怖いなー、と思いまして。特に3号機がプルサーマルだってことと、沖の放射線量の数値の二つです(すごい数値が出てるんじゃ・・・??)。それ知ってるから海外の評価はレベル6なんでしょう。
世界で唯一原爆を落とされた国が、原子力を利用する。そもそもそこが理解できません。健康や環境のことを大切にする国づくりを日本共産党に期待します。
美しい海と山と空を子供たちに・・・七月にちっちゃい家族が一人増えます。
投稿者: ツイスト | 2011年03月20日 02:01
先生お久しぶりです、今度の震災、大変ですね。私は震災の前日に第二中央病院に緊急入院し手術しました、急性心筋梗塞でした…53歳で情けないです。選挙前なのに演説も聞けない…そう思うと本当に情けない…先生の演説聞けるようにリハビリ頑張ります。
投稿者: 中年おやじ | 2011年03月20日 15:27
ガソリンに対する政府の見解はひどいものだったんですね あきれてしまいます 何を考えているのでしょうか やはり政府にまかせられないですね 今日の穀田さんの発言で改善されることを望みます 穀田さんもお体に気をつけてくださいね 党にとってなくてはならない方です
投稿者: あい | 2011年03月20日 18:51
ツイストさん、メール遅れてカンニン!
思い出してますよ!Oさんのご子息でしょ。ご一緒して”桃太郎宣伝したようにな記憶ですが?
おっしゃる通りです。
大江健三郎さんも、「原発がいかに無分別なものかを証明した今回の過ちを繰り返すことは、広島の犠牲者の記憶に対する最悪の裏切りだ」と批判していますね。
ちっちゃな命に美しい京都を!
投稿者: 恵二 | 2011年04月05日 22:33
中年おやじさん、メールで返信する前にお会いしていしまいましたね。
持病だったのですか?
余り無理をなさらないように!
投稿者: 恵二 | 2011年04月05日 22:35
あいさん、メールのお返事が遅れてゴメンなさい。
少しづつ改善はされているのですが、要は必要とされているところに、手が打てているかが問題ですよね。
国民の監視が常に必要です。
厚労省なども「通知」は乱発するのですが、どう徹底し、末端でどうなっているかがつかまないうちに、次の通知を発出するような事態ですね。
ぜひまた、ご意見下さい。
ともに、頑張りましょう。
投稿者: 恵二 | 2011年04月05日 22:40