災害に強い街づくりを。三重県津市・四日市市の演説会で訴え
20日、三重県津市と四日市市の演説会に参加し、岡野恵美知事予定候補、津市で真弓としお県議、四日市市ではぎわら量吉県議や市議予定候補の必勝を訴えました。演説会は、開会に先立って、参加者全員で東日本大震災で亡くなられた方々への黙祷を行いました。
私は、訴えの冒頭に震災で亡くなられた方への哀悼の意と被災者へのお見舞いを述べました。
「被災者救援と福島原発事故の危機回避という2つの問題に真正面から取り組み、解決するためにあらゆる努力を尽くします」と述べ、救援活動の現状を詳しく紹介し、国会での「各党・政府大震災対策合同会議の模様を詳しく報告しました。(写真上は、左から、真弓氏、私、岡野さん)
今度のいっせい地方選挙で問われているのは、国の悪政から住民の命とくらしを守る福祉・防災の街づくりの有り様であること。真に福祉と防災の地方政治へと転換させるために全力をあげることを強調しました。
三重県政について、私は「知事の提案に何でも賛成のオール与党がくらしを削ってきた」と指摘し、「『オール与党』政治と対決してきた日本共産党の2議席でシャープへの補助金6億4千万円を返還させるなど豊かな実績をあげている」ことを紹介し、「県民の声を届ける役割を一手に担ってきた」と述べました。
災害に強い街づくりについて、私は「普段から強い医療や福祉の基盤が必要であり、国の悪政からの防波堤となる自治体を、国民的な討論とたたかいでつくっていこう」と訴えました。訴えの締めくくり部分は、《続きを読む》欄に掲載しました。)
(写真下は、四日市市で。左から太田のり子市議候補、山本りか市会議員、かとう清助市会議員、私、岡野さん、はぎわら氏)
いま地方自治体の役割が問われています。住民の命と暮らしを守り、住民福祉の増進をはかることが、地方自治体の本来の役割であり仕事です。この自治体の原点と、「災害から命を守る」という自治体の責務とは、一体のものです。
災害から住民の命を守るためには、学校、公共施設、住宅などの耐震化、乱開発の防止と住民本位の都市計画、堤防の強化などハードの面が大切なことは言うまでもありません。同時に、普段から、福祉、医療、介護、教育、子育て支援などの強い基盤とネットワークがあってこそ、災害時にも大きな力となります。
この間、小泉「構造改革」のもとで、民主党政権下でも、公立病院の閉鎖など地域医療を崩壊の危機に陥れ、保健所を半減させ、介護も保育も民間まかせ、市町村合併で住民と市役所や役場は遠くなり、消防力さえも「広域化と削減」なるものが、しゃにむに進められてきました。これでどうして災害から住民の命が守れるのでしょうか。
自治体の本来の魂であるべき“福祉の心”があってこそ、災害時における住民の命と暮らしを守ることができるのです。日本共産党の勝利で、自治体の魂と本来のあるべき姿を取り戻しましょう。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/03/21