人間回復施策前進を一刻も早く。ハンセン病関係者と懇談!//沖縄県・嘉手納町議会代表団と懇談!
20日、ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会(全原協)、同全国弁護団連絡会、 全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)、全日本国立医療労働組合(全医労)の代表らが来訪。日本共産党の市田忠義書記局長( 参院議員)、高橋千鶴子衆議院議員とともに懇談しました。
谺(こだま)雄二全原協会長は、2001年5月の熊本地裁における全面勝利判決や国会でのハンセン病問題基本法の制定、国立ハンセン病療養所における療養体制の充実に関する決議採択などにふれ、「熊本判決から10年たつが、一向に人間回復の手だてがなされず、問題が山積している」と訴えました。
神(こう)美知宏全療協会長は、国家公務員定員削減路線による介護員など職員の削減、非正規化が進められ、決議とはうらはらに、療養者の人間らしい暮らしが阻害されている現状を指摘。「療養者の平均年齢が81・6歳と高齢化がすすむもと、いまが正念場であり、一刻も早い政治の対応が必要。一番、人間の尊厳を大切にする党、共産党に期待している」と訴えました。
市田書記局長は、「『生きている間に人間らしい暮らしの実現を』との、みなさんの願いは当然の意見。ハンセン病問題は国の誤った隔離政策による人間性否定の問題であり、人間回復の政策、制度をすすめることは国の責任だ。日本共産党国会議員団として、今までも一貫してご一緒してきました。みなさんの願いを全面的に受け止め、実現へ頑張っていきたい」と述べました。
21日には、嘉手納町議会要請団の皆さんが国会へ来訪され、日本共産党の市田忠義書記局長、赤嶺政賢、笠井亮の両衆院議員とともに、懇談しました。
嘉手納町議会の田崎博美議長、同基地対策特別委員会の田仲康栄委員長など8名の議員が参加。(写真は要請書を受け取る日本共産党議員団)代表団は、米軍普天間基地の嘉手納統合案反対という町議会意見書と6月12日開催の住民集会の決議を要請に来られたものです。
田仲康栄議員は、立命館大学の先輩です。大学では、「沖縄返還同盟」の活動を、私は「学生平和を守る会」の一員、共に仲良く活動していた仲間でもあります。
田仲さんが、嘉手納における米軍の一連の事故の危険性をパネルで詳しく説明。(写真下)今でも大変な基地被害、統合されるともっと甚大な被害を住民は受ける。行政も議会も町民も一致して粉砕の立場でがんばっている」と協力を訴えました。
「私たちは、町民の皆さんの思いは当然です。統合の案は絶対に許されません。皆さんの要望を受け止め国会の内外でご一緒に頑張りたい。『危険』はどこへ移しても危険であることに変わりはありません。危険は除去する以外にありません」と思いを一つにした懇談でした。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/06/21