定例の記者会見、「東電に全面賠償の責任を果たさせること、原発撤退の方針を示すことが大事だ」と語る。
13日午前、定例の記者会見を行なった。
記者団から、菅首相が衆院復興特別委員会で、東京電力福島原発事故の賠償問題に関連して、「事故のリスク大きさを考えると民間企業という形が担いうるのか」との発言に対しての感想を求められた。
私は、「大事なのは、東京電力に全面賠償の責任をトコトン果たさせるとともに、原発からの撤退の方針をしっかり打ち出すことだ」と答えた。(詳細は《続き読む》欄に
昨日の質疑でも明らかになったが、政府が東電に全面賠償させる気があるのかが具体的事例で問題になった。精神的損害の月10万円の賠償を、6カ月経過したら半分にする。長引けば苦痛が増すのが当然。こんなことを政府の賠償指針として決めるなどその最たるものだと指摘。
その上で、「多くの被害者がまともな補償を受けられていないのが実情だ。全面賠償を行なう責任を東京電力と大株主の金融機関やメーカーなど大企業などに果たさせることこそ真っ先に国がやらなければならないことだ」と主張し、「今回の事故で計り知れない被害をもたらし、くいとめる術をもっていないことが明らかになった。これを機に原発からの撤退をキチンと方針として決断し打ち出すことだ」と強調した。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/07/13