こくたが駆く

「祇園祭」、安泰と鎮魂のための祇園会。今年はことのほか深い祈り込めて

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祇園祭のはじまりについてうかがうと、「平安時代の貞観11年(869)、天変地異や飢饉によって疫病が流行った時、その退散を祈願して長さ2丈ほどの矛66本を立てたのが起こりいわれています」と奈良屋記念杉本家保存会事務局長の杉本節子さんに教えていただきました。
(貞観『じょうがん』11年に、陸奥の国で大地震が起きたのですよね。)

「ですから、本来は祇園御霊会(ごりょうえ)、祇園会(ぎおんえ)と呼ばれます」「この66本というのは当時の国の数で、国全体の安泰を願うという、祇園祭だけが持つ意味に、心ひそかに誇らしく思っています」とのこと。東日本大震災を受けた今年はことのほか祇園祭への思いを深くしました。
  (詳しくは、杉本節子さんの著作「京町家のしきたり」参照)

さて杉本家は、伯牙山の飾り所として、毎年「祇園会 屏風飾り」展を宵々々山の14日から宵山の16日まで開催されています。14日は午後4時から10時まで、15・16日は朝10時から午後10時までです。

 

 

DSCN3891  13日は、地元の山中わたる京都市議団長と私の秘書の神原さんが鉾町を回り、挨拶をしながら要望もうかがってまわったとのこと。

「前掛けが痛んできてレプリカ(複製品)を造ったが、それでも1,700万円。小さな修理でも数百万円も必要」であるとのこと。[「レプリカの補修には補助がない」ことなど、文化財保存の制度の不十分さを保存会長から訴えられ、また、狭い鉾町の道路にも自動車が増えてきて、子どもたちの通学路の安全対策など、行く先々でたくさんの要望が寄せられました。地元の議員さんとも共同して、願いに応えてがんばります。

(上の写真は、船鉾の前で、山中さんと神原さん。下の写真は、保昌山の前で要望をうかがう山中さんと神原さんです。)

 

| コメント (1) | トラックバック (0) | Update: 2011/07/14

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コメント

こんばんは
今日、連れと
こくたせいこさんの展示会へ
織成館へ行き
その後バスに乗り四条烏丸近くで下車して
山鉾というのですか?
それをたくさんみてきました
ただ、途中で足が痛くなり
保昌山を最後に
縁結びのお守りかって帰ってきました
次は、穀田さんエスコートの元で
行ってみたいです!!
集いとしてやりましょう!!

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