こくたが駆く

「京の夏」恒例、臨済宗・相国寺”暁天講座”。有馬頼底管長の法話。

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京都では夏の早朝に、 各寺院が講座を開催する。それぞれの寺院の責任者などの法話をお聞きするもので、夏の風物詩だ。

2日、相国寺の「暁天講座」に、さこ祐仁京都府会議員、くらた共子京都市会議員とともに、私の代理として秘書の神原さんが参加。(日頃の「煩悩」を振り払うべく参禅したとか。)

写真は、終了後の記念写真。

 

 

すがすがしい早朝、暁天に法話や講演を聴く「暁天講座」はもともとは「盂蘭盆会」の法話として始まったと言われている。

本日の法話は臨済宗相国寺派の有馬頼底管長による「日日新」(ひびあらた)。 
   師は、福島県の現場を、それこそ福島第一原発の間近まで足を踏み入れられ、「脱原発の思いを深くした」。「電気がなかったらどうにもならん」という意見もあるが、燈火管制下の戦前も耐えてきて、「電気がなくても生きていける」「福島の悲惨な現場を見てきて、福井で事故が起これば、京都は全滅する。人間は放射能には手も足も出ないではないか。『原発はいらない』との思いを強くした」と講演されたとのこと。

また、沖縄の基地問題にも触れ、「いつまでもアメリカに頼っていてはいけない」とも率直に訴えられたとのこと。

いつものことながら、率直に今日の政治の大問題に、日本国憲法を基礎として語る師の語り口は、参加者に感動を与える。

座禅に始まり、作法にのっとって朝粥をいただき、講座を修了するのが慣わしである。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2011/08/02

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コメント

私は煩悩だらけです…(^0^;
京都は色々な
催しがあってうらやましいですね

 尼たまさん、いつもありがとうございます。
 人間これ煩悩のかたまりなり!と言いいます。生きている証拠かと思わないとしょうがないのでは?
 
 京都の本山の多くは、この類の催しをしていると思いますよ。
 さらに、8月6日は、私も参加予定ですが、広島被曝に合わせて、「平和の鐘」の行事が営まれます。

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