「原発からのすみやかな撤退。いまこそ政治決断を」日本共産党講演会で、大いに語る
7日、京丹後市大宮市民局横のアグリセンターで「原発問題講演会」が開催。150名を超える参加で成功した。
弁士は、平林ちえみ京丹後市市会議員、光永敦彦京都府会議員が務めた。
私も講師としてじっくりと語ることができた。とりまとめた12枚もの資料を使って語ったが、みなさんがいっせいにページをめくられるなど集中して、お聞きいただいた。さすが31年に及ぶ闘争で久美浜における原発建設を断念させた、丹後の皆さんだと感じた。
なぜ、「原発からのすみやかな撤退」なのか?
原発事故の場合、他の事故とはまったく違う危険性を持っていること。
福島県復興検討ビジョン委員会は、「原子力という巨大なシステムを人間が制御できることの困難さ、そして、一旦事故が起これば、再び管理できるようになるまでに相当の年月を要し、きわめて広範囲に、長期にわたって甚大な被害を及ぼす」とその危険性を指摘。日本共産党の「原発からの速やかな撤退、自然エネルギー本格的導入を」(原発提言)では、「他の事故には見られない『異質な危険』と叙述している。
安全な原発などない。日本で原発を続けることの巨大な危険を考えるなら、できるだけすみやかに「原発から撤退」が必要。まず政治的決断、政府に期限を決めた撤退プログラムをつくらせる。すみやかな撤退の措置をとりつつ、同時並行、自然エネルギーを最大スピードで開発・普及することが求められていると訴えた。
その点で、「久美浜原発」を許さなかった丹後での闘いにふれて、選挙のたびに推進派を少数派に追い詰めてきたこと。選挙での前進の意義とともに、徹底して署名で原発反対の世論を形成し、何度も有権者の過半数を組織してきた闘いが特に重要であり、現在に生きる教訓ではないかと訴えた。
質問の時間もたっぷり準備されており、会場から次々と質問が寄せられた。 最後に私は、ヤラセ問題の告発など、いまほど「しんぶん赤旗」の役割が大きなときはない。そして、「政治を変えるためには、日本共産党が大きくならなければならない。どうか「しんぶん赤旗」の日刊紙を購読してください。日本共産党に入ってください」と呼びかけ、質疑のまとめとした。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/08/07