こくたが駆く

JR西日本へ転落防止策の改善を(先頭車同士の連結部分)要求。私たちの提案受け一歩前進だが。

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JR神戸線の舞子駅で昨年末に、先頭車両同士の連結部分の隙間に、女性が転落し、非常停止ボタンが押されたにもかかわらず列車が発車したために亡くなられるという痛ましい事故が発生した。

日本共産党の国会議員団近畿ブロック事務所では、事故の再発防止目指して、JR西日本本社、JR神戸支社、JR舞子駅などに改善を求めてきた。
   その中で、舞子駅では転落防止柵が設置され、北新地駅にはホームドアが設置されるなどしてきた。写真はJR東西線の北新地駅のホームドアと、新しくなった非常ボタンだ。舞子駅の事故の教訓から、非常ボタンが押されると安全確認がされるまで列車が発車できない仕組みに改善された。

しかし、肝心の先頭車両同士の連結部分への転落防止策について、JR西日本は「形状的に困難であり、併結部分は国も設置義務から除外している」と安全対策を後回しにしてきた。

DSC_0298   今回、先頭車両同士の連結部分にも転落防止カバーが「試験的に」設置されたとのことだ。

私の秘書の神原さんが現場を確認してきた。右の写真は、11日午前10時16分、北新地駅のホームで、下の写真は同日10時22分、京橋駅で撮影したもの。

JR西日本との交渉の中で「垂直の扉が困難なら、水平の板状のガードをつければよいではないか」と、神原さんが主張してきたことで、一歩前進だ。

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JR西日本によれば、今月から、先頭車両同士の連結部にできる隙間に、板状のガードを実験的に取り付け、ガードを取り付けた1編成(7両)を東海道線などで半年間走らせるとのこと。だが、「広い関西エリアのどこをどの時刻に走っているかは分からない」とのことで確認は困難であった様子だ。

  今回の撮影を通じて、転落防止策の設置義務を除外される「併結」(列車の行き先が途中で分かれる2本の列車を途中まで連結して運行すること)ではなく、設置義務のある「常時連結」部分にも必要な対策をおこなっていなかった、「JR西日本の安全軽視ぶりがいよいよ明らかになった」とは、交渉にあたった神原さんの弁だ。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/08/14

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