こくたが駆く

清水寺で、岩手の”南部風鈴”の涼やかな音色を楽しむ

DSCN4291   京都市東山区の清水寺(世界文化遺産)の田村堂(重要文化財)をたずね、「南部風鈴を愛でる催し」を楽しんだ。

この催しは、京都岩手県人会の及川静衛会長の発案で、森清範清水寺貫主の快諾を得て昨年から実施されている。岩手県と清水寺の縁は、阿弖流為(アテルイ)・母禮(モレ)と坂上田村麻呂の時代まで遡る。音羽の滝の直ぐ横にアテルイ・モレの碑が建立されている。

「岩手県の伝統産業である南部風鈴の涼やかな音色によって多くの方々の心を癒していただければ」とは及川会長。今年は、被災地への心の交流となればと私は思った。

岩手県大阪事務所の長山さんによれば、県人会と清水寺の意向を受け、地元の盛岡市と奥州市の鋳物組合に呼びかけ各100個づつ、計200個の風鈴が寄贈されたとのこと(今年はさらに50個増えた)。
また、盛岡市・徳田小学校と奥州市・羽田小学校の児童から、自由な願いをつづった短冊がつるされ、京都市東山区の児童からも短冊が寄せられている。

清水寺の加藤学芸員は、「森貫主は、一も二もなく、『それなら田村堂で』となりました。ただ、田村堂は重要文化財で、傷をつけることができません。たくさんの風鈴をつるすのは大変で、学芸員としていろいろ工夫してみました」と語っていただきました。

この催しは8月31日まで。一度足を運ばれてはいかがでしょうか。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2011/08/20

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コメント

私も昨日清水寺へおばあちゃんとお母さんとで行ってきました。

風鈴の音が涼やかでした。

東京は放射能汚染で好きな物が食べられず、不自由な生活を送っています。

京都では放射能汚染もそんなに心配がなく、ホッとしてます。

来年は高校受験で勉強に励んでいます。

私がまだ小さい頃、こくたさんに花束を渡した事があります。

柴野恵子の孫の柴野風花より。

 柴野風花さん、メールありがとうございます。「明日香」ちゃんのお嬢さんですか?
 花束をいただいてのは、京都市北区の集会ですかしら?覚えておいででしたら、お教え下さい。
 私は、故郷のせいもあるかもしれません。岩手の南部風鈴の音色はとても好きです。立命館大学に入学して京都に来た時も南部風鈴を持ってきたくらいです。いろいろな種類があって、楽しいですよ。
 放射能の問題もおばあちゃんやお母さんとゆっくり話してみてください。社会的視野を広げることは、高校受験にも役立つものです。頑張ってね!

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