社会保険庁解体・民営化法案の強行に抗議する。
既報のように、自民。公明の両党は昨日、厚生労働委員会において、社会保険庁解体・民営化法案の強行採決をおこなった。
(テレビでも若干放映されたが部分だったので大要を載せる)
私は昨夕、記者会見し、「五千万にのぼる対象者がわからない年金記録などずさんな実態が明らかになった。
この問題で総理が出席して審議がおこなわれたが、解決策の内容やメドについてなにも明らかにせず、
質問にまともに答えないで審議を打ち切る暴挙は許せない」と語ったうえで、この法案の内容上も重大な問題がある。として次の点を述べた。
法案の問題点が多々あるということ。
一つは新たにつくる「日本年金機構」に年金業務を行なわせ、その多くを民間委託できるようにする点。
年金記録の入力業務を再委託した事実は、厚労大臣でさえ問題があると指摘せざるを得なかった。個人情報の大量流失が起きたことも、
外部民間委託の問題点を象徴的に示した。
二つは、年金保険料を事務費に当てる「特例措置」を恒久規定に変えること。国民の支払った保険料は、原則保険給付に当てるべきもの。
三つは、強引な保険料徴収の問題だ。国民健康保険証取り上げとリンクさせるなどもってのほかだ。
四つは、年金不信の根本問題である年金制度の「空洞化」などを解消する方策が示されていないことだ。
*記者会見の様子はビデオ撮影されていたので、いずれJCPムービーのコーナーに載ると思います。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2007/05/26