祇園祭大船鉾を再び、京都市無形文化遺産展示室がオープン
京都市下京区の京都ヨドバシビル一階に京都市無形文化遺産展示室が10月24日、オープンし、入場無料だ。
現在、「幕末に失われた大船鉾を再び」と大船鉾の復元過程が展示されている。大船鉾は幕末の蛤御門の変で木組みや車輪などを焼失。以来鉾は再建されず、装飾品を飾る「居祭(いまつり)」を続けてきた。
1990年代に町内の若手が立ち上がり、1997年に約130年ぶりに祇園囃子を復活。そして、焼失を免れた大船鉾の装飾品121点が2007年に有形民俗文化財に指定されたのを受けて、大船鉾復興の気運が盛り上がり、いま本体を復興し、2014年の150年の節目に山鉾巡行への復帰を目指している。
大船鉾は500年以上前につくられ、古い絵図などは残されているが、設計図などは残っていないため、装飾品や絵図から大きさや構造を割り出してたとのこと。
私の後ろにあるのが現在の復元状況です。装飾品は本物です。大きさがおわかりいただけるだろうか。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/11/04