TPPから日本の食と暮らし・いのちを守る国民集会に参加//”NHK日曜討論”で語る!(その2)「野田内閣の特徴」「3次補正予算は中身が大事」
8日、「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守る国民集会」が、両国国技館にて、同実行委員会主催で開催、6,000人を超える参加で成功した。
主催者を代表して、萬歳章JA(全国農業協同組合中央会)会長が、「TPP参加は、食料・農業だけでなく、医療など様々な分野に否定的影響を及ぼす。アメリカの要求に従って、突き進むことは許されない。何より被災地置き去りだ。歴史に取り返しのつかない禍根を残すことになる。断固阻止しよう」と開会挨拶を行なった。
日本医師会、看護連盟、北海道議会議長、岩手生協連会長、大地を守る会などニよるリレーメッセージが行われた。
日本共産党からは、志位和夫委員長・衆議院議員、高橋ちづ子衆院議員、市田忠義書記局長・参議院議員、紙智子、田村智子、山下芳生各参院議員と私が参加し、志位委員長が党を代表して決意を表明した。
6日のNHK日曜討論の様子については、まず、TPP問題について報告した。今回は「発足2カ月の野田政権をどうみるか」「第三次補正予算案」についての討論の様子を報告する。
「(野田佳彦首相は)国民そっちのけの強硬姿勢、露骨な米国直結、財界言いなりが目立つ。オバマ米大統領に言われ、沖縄の普天間基地の辺野古移設とTPP参加を強行しようとする。大企業と大金持ちに減税する一方、復興財源で庶民に増税する。国際社会で消費税を公約する。国民を無視した最悪の内閣だ。」
以上は、7日付の朝日新聞4面に掲載された、「発言録」という記事で、NHK日曜討論における私の発言を再現したものだ。
他の政党が、「丁寧な姿勢」とか「発信力がない」とかの議論を展開する中で、私は、野田内閣の本質を端的に発言したつもりだ。
次に、第3次補正予算案について、「中身が大事だ」と指摘し、「①被災者、被災地の要望に応えているか、②東電の福島原発事故に対して除染と賠償がきちんと果たされるのか、という2つの基準で審議する必要がある」と主張。
そして、「歳出のうち、数兆円から数十兆円かかるといわれる除染費用は2459億円にとどまっている一方で、東電救済のための交付国債の発行は2兆円から5兆円に拡大している」と指摘し、「これは国民負担に直結する問題だ。日本共産党は東電に賠償責任を果たさせると同時に、『原発利益共同体』に全面賠償させるという提起をしている。そういう角度からの質疑をきちんと行うべきだと考えている」と述べた。
3次補正予算の財源について、私は、「みんなで分かち合うというが、その中には財界は入っていない」と指摘。「庶民増税は11兆2,000億円だが、法人税は約12兆円減税される。これでは差し引きで財源が成り立たない」と批判。その上で、「少なくとも法人税減税と大金持ち優遇の証券優遇税制をやめれば1年間で1兆7,000億円、10年で17兆円の財源が生まれる」と強調した。
最後に、「原発災害対策については費用が巨額になるため、財源は別立てで考えなければならない」と主張し、「原発埋蔵金の活用で新しい枠組みを」「核燃料サイクル計画などで19兆円積み立てる計画があり、すでに4兆8,000億円積み立てられている。これらを活用して除染や賠償に充てるべきだ」と訴えた。
| コメント (3) | トラックバック (0) | Update: 2011/11/08
コメント
「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守る国民集会」はテレビのニュースで見ました。わくわくするほどの熱気が伝わってきました。
投稿者: 尼崎のたまちゃん | 2011年11月08日 23:30
尼たまさん、連続してのメールありがとうございます。返信する前に次のメールが来てしまいました。
TPP参加阻止の闘いはこれからが、いっそう重要です。
「亡『穀』の政治は、『亡国』」なり」なんちゃたりして(笑い)
冗談はさておき、ともに頑張りましょう!
投稿者: 恵二 | 2011年11月15日 22:40
お疲れ様です
ホント
国会に日本共産党の穀田あり!!(^m^)
がんばってください
投稿者: 尼崎のたまちゃん | 2011年11月15日 23:18