TPP交渉参加に慎重な対応を求める議員集会開催!//”NHK日曜討論 ” 私の「阻止の先頭に」発言に続いてTPPへの反対・慎重論が各党から
7日国会において、「TPP交渉参加に慎重な対応を求める議員集会」が、TPPを考える国民会議と有志議員の主催で開催され、145名の議員が参加した。
TPPを考える国民会議の久野修慈副代表世話人(中央大学理事長)開会の挨拶を行った。
志位和夫(日本共産党)、山田正彦(民主党)、加藤紘一(自民党)、石田祝稔(公明党)、福島みずほ(社民党)、亀井静香(国民新党)、藤井孝男(たちあがれ日本)、田中康夫(新党日本)の各氏が決意を兼ねた挨拶を行なった。
志位委員長は、TPPの4つの問題点(大震災復興の妨げになる、関税ゼロと自給率50%は両立しない、食の安全・官公需発注など規制緩和や米国企業の参入を求める米国の対日要求の言いなり、経済成長どころか日本経済は内需縮小と衰退に追い込まれる)を改めて強調し、APEC首脳会談までにTPP参加表明反対の一点で、超党派の闘いを進めようと力説した。 (写真下)
全国町村会の、藤原忠彦会長も激励と連帯の挨拶を行った。
最後に、「TPP交渉の情報開示がほとんどなされないままに、拙速に11月のAPEC首脳会談でTPP協定交渉への参加を表明することには反対します。」の決議を全員で採択し、「がんばろう」を三唱した。
6日、NHK日曜討論に出演。司会は解説委員の島田敏男さん、出席は、民主党・平野博文、自民党・岸田文雄、公明党・漆原良夫、社民党・照屋寛徳、国民新党・下地幹郎の国会対策委員長。みんなの党・水野賢一幹事長代理、たちあがれ・片山虎之助参議院幹事長の各党国会対策責任者。(写真は、記者会見のもの)
「臨時国会にどう臨むのか」「第3次補正予算案について」「TPP交渉参加の是非について」が主な議論となった。
これまで、「アメリカいいなり」や「財界いいなり」の問題では私が孤塁を守る場面が多かったが、今回、TPP(環太平洋連携協定)の問題では、私の「阻止の先頭に」の発言に続いて、各党からも慎重・反対論が出されたのが特徴的だった。
私は、「なぜ反対するか。TPPに参加すれば、関税の撤廃で、コメをはじめ日本農業は壊滅的打撃を受け、農水省の試算でも食料自給率は、13%に急落する」「その上、非関税障壁もなくなり、農薬や食品添加物の規制も緩和され、食の安全が脅かされる。さらに、保険のきかない医療が拡大されたり、官公需でも、物品購入や公共事業への地元中小業者優先発注の流れが壊される」と指摘した。
この発言に続いて、与党・国民新党の下地氏も「反対」を表明。自民党の岸田氏も「(党内では)少なくとも今週の総理の態度表明は拙速だという意見が多い」と述べ、公明党の漆原氏も「政府の情報開示が少ない。拙速すぎる」と発言。社民党の照屋氏も「断固反対」、たちあがれ日本の片山虎之助氏も「国論が真っ二つのまま態度表明するのは時期尚早だ」と述べた。
私は、このテーマの最後に「44道府県議会でTPP参加反対・慎重の意見書があがっている。懸念をもつ広範な国民各層の皆さんと力を合わせ、TPP参加・交渉参加を断念させるために先頭に立って全力をあげたい」と決意を表明した。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/11/07